文献

J-GLOBAL ID：201202263067281800   整理番号：12A0623464

太陽燃料生産のための人工葉デバイス

Artificial leaf device for solar fuel production

著者 (12件)： AMAO Yutaka (Oita Univ., Oita, JPN) ,  AMAO Yutaka (JST-PRESTO, Saitama, JPN) ,  SHUTO Naho (Oita Univ., Oita, JPN) ,  FURUNO Kana (Oita Univ., Oita, JPN) ,  OBATA Asami (Oita Univ., Oita, JPN) ,  FUCHINO Yoshiko (Oita Univ., Oita, JPN) ,  UEMURA Keiko (Toyota Central R&D Labs., Inc., Aichi, JPN) ,  KAJINO Tsutomu (Toyota Central R&D Labs., Inc., Aichi, JPN) ,  SEKITO Takeshi (Toyota Motor Corp., Aichi, JPN) ,  IWAI Satoshi (Toyota Motor Corp., Aichi, JPN) ,  MIYAMOTO Yasushi (Toyota Motor Corp., Aichi, JPN) ,  MATSUDA Masatoshi (Genesis Res. Inst. Inc., Nagoya, JPN)
資料名： Faraday Discussions  (Faraday Discussions)
巻： 155  ページ： 289-296  発行年： 2012年 
JST資料番号： C0377A  ISSN： 1359-6640  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 太陽燃料,すなわち人工光合成によって水の分解で発生した水素ガスや二酸化炭素の還元で生成したメタノールなど,は近年,かなりの関心を集めている。天然の植物の葉には,そのチラコイド膜中に光合成蛋白質がよく組織化された状態で存在している。CO₂から低炭素数の太陽燃料を生産するため,天然の葉をまねた人工の葉デバイスを以下の各成分を用いて設計,製作した: クロロフィル誘導体クロリン-e₆(Chl-e₆; 光増感剤),1-カルボキシウンデカノイル-1′-メチル-4,4′-ビピリジニウムブロミド,ヨージド(CH₃V(CH₂)₉COOH; 電子キャリア),ギ酸デヒドロゲナーゼ(FDH)(触媒)をシリカゲルからなる薄層クロマトグラフィープレートに固定した。ルミネセンス測定からChl-e₆の光励起三重項がデバイス上でCH₃V(CH₂)₉COOHによってクエンチされ,Chl-e₆の光励起三重項からCH₃V(CH₂)₉COOHに光誘起電子移動が起こることを示した。NADPH(電子ドナー)を含むCO₂飽和溶液をこのデバイス上を流し,可視光を照射するとギ酸濃度が照射時間と共に増加することが分かった。

シソーラス用語： *光合成 ,  *光触媒反応 ,  水素発生反応 ,  *二酸化炭素固定化 ,  *還元 ,  ギ酸デヒドロゲナーゼ ,  *三重項 ,  電子移動 ,  葉 ,  *再生エネルギー ,  *太陽エネルギー ,  *代替燃料 ,  脂肪族カルボン酸 ,  大環状化合物 ,  窒素複素環化合物 ,  架橋化合物 ,  ビニル化合物 ,  ポリカルボン酸 ,  ピリジニウム ,  *人工光合成
準シソーラス用語： 人工葉デバイス ,  太陽燃料

分類 (2件)： 光化学反応  (CB08020F) ,  光合成  (EB10020I)

物質索引 (4件)： 1-(9-カルボキシノニル)-1′-メチル-4,4′-ビピリジニウム ,  ギ酸 ,  クロリンe₆ ,  メチルビオロゲンジカチオン

タイトルに関連する用語 (4件)： 太陽 ,  燃料 ,  人工 ,  葉