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J-GLOBAL ID：201202263187043741   整理番号：12A1112302

LESによる実在市街地上空風の鉛直分布と地表面粗度との関係に関する研究

STUDY ON THE RELATIONSHIP BETWEEN ROUGHNESS PARAMETERS AND VERTICAL WIND VELOCITY PROFILES OVER AN URBAN AREA BY LES

著者 (2件)： 片岡浩人 (大林組 技研) ,  田村哲郎 (東京工大 大学院総合理工学研究科)
資料名： 日本建築学会構造系論文集  (Journal of Structural and Construction Engineering (Transactions of AIJ))
号： 678  ページ： 1203-1210  発行年： 2012年08月30日 
JST資料番号： F0393B  ISSN： 1340-4202  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 建物高さが不均一な市街地上空で発達する平均風速鉛直分布のベキ指数を,粗度パラメータから予測する方法について,実在市街地を対象としたLES計算結果から提案した。本論文で獲られた主な知見は,1)南北19.5km,東西2kmの領域に対して,水平格子解像度10mでLES解析を行った。海(南)側からの流入気流の鉛直分布をベキ指数α=0.1とおいたところ,内陸部の高度200-400mではベキ指数α=0.4の鉛直分布が得られた。高度100-200mでは,同高度に達する建物の影響で,局所的に大きなベキ指数となる,2)海岸から発達する内部境界層高さは,海岸から約5kmで流入気流の境界層高さに達する,3)計算領域内にあるドップラーライダーシステムによる観測結果から,南よりの風向で大気が中立状態にあると考えられる時間帯の平均風速の鉛直分布を比較すると,LES結果と観測値は良く一致した。

シソーラス用語： *ラージエディシミュレーション ,  市街地 ,  *風速 ,  *鉛直分布 ,  境界層 ,  気流 ,  粗度 ,  表面粗さ
準シソーラス用語： LES【流体】 ,  風速鉛直分布 ,  地表面粗度

分類 (1件)： 建築環境一般  (RB02010T)

タイトルに関連する用語 (5件)： LES ,  市街地 ,  鉛直分布 ,  地表面粗度 ,  研究