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J-GLOBAL ID:201202263403099544   整理番号:12A0495134

IRF発話連鎖構造分析による理科授業のデザインベース研究-熟達した教師による「ものの重さと体積」の戦略的授業デザイン-

The Research of Design Bases in Science Classes by Analysis of IRF Utterance Sequence-Strategic Designs for Classes of ‘Weight and Volume’ by Proficient Teachers-
著者 (3件):
資料名:
巻: 52  号:ページ: 131-141  発行年: 2012年03月02日 
JST資料番号: L6042A  ISSN: 1345-2614  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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本研究は,理科授業における問題解決の過程に沿って,IRF発話連鎖構造分析を試み,熟達した教師が用いたデザインベースの特徴を明らかした。I(Initiation)として「教師の働きかけ」で教師は,〈質問・発問:プロセス誘発〉や〈質問・発問:選択誘発〉を用い,子どもの考えを揺さぶり,さらなる問いを生み出したり,子どもの考えを広げ,知のネットワークを創造したりする機能を持たせた。反対に,結果・考察時の指示の多さが子どもの考察を一般化させる阻害要因となっていた。R(Reply)として「子どもによる応答」で教師は,子どもの〔自発〕〈反応〉を受け入れることで,子どもの考えをクラス全体へと広げようとした。自発発話とその取りあげ方が授業デザインを左右したことが分かった。F(Feedback)として「教師によるフィードバック」で教師は,〈評価:促し〉や〈評価:認可〉,〈評価:再誘発〉,〈復唱〉を用い,子どもの考えをクラス全体に引き出し,子どもの発話を促し,子どもの個々の考えを深め知のネットワークをより強固なものとする機能を持たせていた。(著者抄録)
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分類 (1件):
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科学技術教育 
引用文献 (14件):
  • 1) 益田裕充:「熟達した教師が創る最新理科授業(全3巻)」,学校図書2012.
  • 2) 益田裕充:「確かな学力を育む理科教育の責任-「わかる」授業の構想から実践まで-」, p91, 東洋館出版社, 2003.
  • 3) Sawyer, R. K. :The new science of learning, The Cambridge handbook of the learning sciences, 2006.
  • 4) 藤江康彦:「授業研究と談話分析(改訂版)」, p55, 日本放送出版協会, 2007.
  • 5) 前掲書4), p55.
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