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J-GLOBAL ID：201202263847807464   整理番号：12A0596095

高トリグリセリド血症患者におけるナイアシンによる肝臓脂肪の減少は,DGAT-2の多型により影響を受ける

Liver fat reduction with niacin is influenced by DGAT-2 polymorphisms in hypertriglyceridemic patients

著者 (9件)： HU Miao (Chinese Univ. Hong Kong, HKG) ,  CHU Winnie Chiu Wing (Chinese Univ. Hong Kong, HKG) ,  YAMASHITA Shizuya (Osaka Univ. Graduate School of Medicine, Osaka, JPN) ,  YEUNG David Ka Wai (Chinese Univ. Hong Kong, HKG) ,  SHI Lin (Chinese Univ. Hong Kong, HKG) ,  WANG Defeng (Chinese Univ. Hong Kong, HKG) ,  MASUDA Daisaku (Osaka Univ. Graduate School of Medicine, Osaka, JPN) ,  YANG Yaling (Chinese Univ. Hong Kong, HKG) ,  TOMLINSON Brian (Chinese Univ. Hong Kong, HKG)
資料名： Journal of Lipid Research  (Journal of Lipid Research)
巻： 53  号： 4  ページ： 802-809  発行年： 2012年04月 
JST資料番号： H0071B  ISSN： 0022-2275  CODEN： JLPRA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 異脂肪血症の中国人患者肝臓における脂肪含量に対する徐放性ナイアシンの効果を調べるとともに,この効果にジアシルグリセロールアシル基転移酵素-2(DGAT2)の多型が関係しているのか否かを検証した。39名の患者をナイアシンで処置した。用量は23週間で2gとなるよう徐々に増加させた。こうした処置前後で肝臓の脂肪ならびに内臓/皮下脂肪の含量を測定した。被検者のゲノタイプはDGAT2rs3060およびrs101899116多型である。ナイアシン処置後,血漿トリグリセリド,肝臓脂肪含量および内臓脂肪含量に有意な低下を認めた。平均体重は1.46±2.44%低下した。また肝臓の脂肪含量変化は,年齢,性ならびに体重変化を調整した後でも有意な変化を維持していた。本研究から,中国人患者における肝臓脂肪含量はナイアシン処置で低下し,それにはDGAT2の阻害という機構が関与していることが示された。

シソーラス用語： *高トリグリセリド血症 ,  人間 ,  *脂肪肝 ,  *アシルトランスフェラーゼ ,  ジグリセリド ,  遺伝子多型 ,  内臓脂肪 ,  皮下脂肪 ,  酵素阻害 ,  ヒト ,  高脂血症 ,  薬物療法 ,  カルボン酸 ,  窒素複素環化合物 ,  ビタミンB群
準シソーラス用語： 中国人

分類 (3件)： 酵素生理  (EJ02020P) ,  代謝異常・栄養性疾患の治療  (GD05030F) ,  脂質の代謝と栄養  (EJ02034Q)

物質索引 (1件)： ナイアシン

タイトルに関連する用語 (6件)： 高トリグリセリド血症 ,  患者 ,  ナイアシン ,  肝臓 ,  脂肪 ,  多型