抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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SMES用伝導冷却YBCOコイルは,励磁・減磁の繰り返しによる応力の印加,および事故時の過電流等によって,YBCOコイルの一部が局所的に劣化する可能性がある。数値解析(先行研究)により,4枚のYBCO線材(積層導体)を用いたモデルコイルでは,従来の電圧監視による検出は困難だが,電流転流を監視することで局所的な常電導転移の発生を早期に検出できることが示された。そこで,今回は伝導冷却ダブルパンケーキモデルコイルを用いて,転流監視による検出方法の有効性を検証するため,ヒーターによる常電導転移実験を行ったので報告する。なお,本研究は「イットリウム系超電導電力技術開発プロジェクト」の一部としてNEDOの委託により,実施したものである。(著者抄録)