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J-GLOBAL ID：201202264200744637   整理番号：12A0607630

太陽光発電システム群の力率制御とLRTによる協調型電圧制御法

Cooperative Voltage Control Method by Power Factor Control of PV Systems and LRT

著者 (5件)： 川崎章司 (福井大学 大学院 工学研究科 電気・電子工学専攻) ,  金本憲明 (福井大学 大学院 工学研究科 電気・電子工学専攻) ,  田岡久雄 (福井大学 大学院 工学研究科 電気・電子工学専攻) ,  松木純也 (福井大学 大学院 工学研究科 電気・電子工学専攻) ,  林泰弘 (早稲田大学 大学院 先進理工学研究科 電気・情報生命専攻)
資料名： 電気学会論文誌 B  (IEEJ Transactions on Power and Energy)
巻： 132  号： 4  ページ： 309-316 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： S0809A  ISSN： 0385-4213  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 住宅用太陽光発電(PV)システムの連系台数の増加に対応したPVシステム群の力率制御と既設の負荷率制御変圧器(LRT)とによる協調型電圧制御法を提案した。複数台のPVシステムを協調させて有効活用することによりSVC等の設備を新たに設置することなく電圧制御効果が得られる手法である。PVシステム群の力率制御とLRTによる協調型電圧制御法について理論的に扱い,数値計算例を示した。その結果,緩やかで大きな電圧変動に対してはLRTで対応させ,LRTでは対応できない急峻な電圧変動のみをPVシステム群の力率制御により対応させることでPVシステム群の力率制御により対応させることでPVシステム群の有効電力出力を優先させて効率的に配電系統の電圧を維持することができた。また,LRTでは対応できない相での電圧逸脱はPVシステム群の力率制御を行うことで適正電圧範囲を維持できた。

シソーラス用語： *太陽光発電 ,  *電圧制御 ,  *協調制御 ,  *力率 ,  系統連系 ,  SVC【補償】 ,  電圧変動 ,  有効電力
準シソーラス用語： 太陽光発電システム

分類 (2件)： 太陽光発電  (NB03090G) ,  電力系統一般  (NB02000E)

引用文献 (16件)：

• (1) 「低炭素社会づくり行動計画」, http://www.kantei.go.jp/jp/singi/ondanka/kaisai/080729/honbun.pdf (2008-7)
• (2) T. Hirai and N. Fujiwara: “Trends and Forecasts for Novel Electric Network System: Technical Issues Concerning Interconnection due to Increase of Distributed Generators”, IEE Journal, Vol. 125, No. 3, pp. 149-152 (2005-3) (in Japanese)
• 平井崇夫・藤原信行: 「新たな電力供給システムの動向と将来展望—2分散型電源導入拡大に伴う諸問題(配電系統を中心に)」, 電学誌, Vol. 125, No. 3, pp. 149-152 (2005-3)
• (3) Investigation R&D Committee on System Technology to Realize Smart Utilization of Power Systems: “System technology to realize smart utilization of power systems—ICT to realize smart grid—”, Abstract Contents of Technical Report, IEE Japan, No. 1213 (2011) (in Japanese)
• 電力系統の高度利用を実現するシステム技術調査専門委員会: 「電力系統の高度利用を実現するシステム技術—スマートグリッドを 支えるシステム技術—」, 電気学会技術報告, No. 1213 (2011)

タイトルに関連する用語 (5件)： 太陽光発電システム ,  力率 ,  LRT ,  協調 ,  電圧制御