抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
海氷が大気へ与える影響について南極周辺の海氷分布に着目しAGCMを用いて解析を行った。ENSOは南極上空にPacific South Americanパターンを招き,太平洋・大西洋セクターに海氷の偏差場に逆位相関係を生み出す。この海氷分布に基づき太平洋・大西洋セクターの海氷面積が気候値より極端に多い(少い)場合などといった海氷面積の境界条件の多寡をAGCMの海氷の境界条件に与える実験を行った。その結果,太平洋セクターの海氷面積を変えた実験は気候値ランよりPSAパターンの正偏差の強化と,南極上空の大気場を大きく振動させる働きがあることを示唆した。(著者抄録)