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J-GLOBAL ID：201202264858198776   整理番号：12A1657244

ついにとらえたガンマ線バーストの偏光

Detections of Gamma-ray Burst Polarization with GAP onboard IKAROS

著者 (4件)： 村上敏夫 (金沢大 理工研究域) ,  米徳大輔 (金沢大 理工研究域) ,  郡司修一 (山形大 理) ,  三原建弘 (理研)
資料名： 日本物理学会誌
巻： 67  号： 11  ページ： 758-762,736  発行年： 2012年11月05日 
JST資料番号： F0221A  ISSN： 0029-0181  CODEN： NBGSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ガンマ線バーストはビッグバン以降の宇宙では最大の爆発として知られる。重い星の重力崩壊や中性子星同士の合体が引き金と考えられ,ローレンツ因子で300を超えるような相対論的な速度を持ったプラズマがジェットとして飛び出す。かくも高速なジェットが短時間にどのように作られ,なぜガンマ線を強く放射するのか?興味は尽きない。それらを理解しようと多くの人工衛星が打ち上げられ,原因追及に挑んでいる。一昨年には米国のガンマ線観測衛星Fermiが新しい結果を公表した。昨年にはガンマ線バーストの偏光観測が日本の探査機IKAROSで成功し,ガンマ線バーストから高い偏光度を検出した。本稿では偏光観測データとその意義について紹介する。(著者抄録)

シソーラス用語： *バースト ,  重力崩壊 ,  中性子星 ,  プラズマジェット ,  *偏光 ,  宇宙探査機 ,  天文衛星 ,  *γ線 ,  プラズマ ,  宇宙空間 ,  *γ線バースト
準シソーラス用語： 電磁波偏光 ,  相対論的プラズマ

分類 (2件)： 宇宙線起源  (DB02020Q) ,  宇宙線・天体物理観測技術  (DB01000N)

引用文献 (20件)：

• COSTA, E. Nature. 1997, 387, 783
• PARADIJS, J. V. Nature. 1997, 386, 686
• 村上敏夫. 日本物理学会誌. 1999, 54, 11
• 小林史歩. 日本物理学会誌. 2000, 55, 530
• 中村卓史. 日本物理学会誌. 2005, 60, 271

タイトルに関連する用語 (2件)： ガンマ線バースト ,  偏光