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J-GLOBAL ID：201202265070749352   整理番号：12A1709633

衝撃損傷を有するCFRP積層板の圧縮挙動と破壊現象に関する考察

A Study on Compressive Behavior and Failure Mechanism of Impact Damaged CFRP Laminates

著者 (3件)： 市来誠 (上智大 大学院理工学研究科) ,  末益博志 (上智大 大学院理工学研究科) ,  青木雄一郎 (宇宙航空研究開発機構 研究開発本部)
資料名： 日本複合材料学会誌  (Journal of the Japan Society for Composite Materials)
巻： 38  号： 6  ページ： 254-261  発行年： 2012年11月15日 
JST資料番号： S0977A  ISSN： 0385-2563  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年では,計算機能力の向上に伴い,円形等の単純形状の多重層間剥離だけでなく,より多様な解析が可能になった。しかし,実際に観察される二重螺旋状の衝撃損傷を有する積層板の局所的な座屈挙動を解析し,CAI強度低下を説明した例は殆ど無い。其処で,本検討では衝撃損傷を模擬した二重螺旋損傷を有する積層板モデルの圧縮挙動を有限要素解析し,圧縮強度低下および破壊機構を考察した。即ち,32層擬似等方性積層板モデルに,面外方向の中心軸周りに45°ずつ角度を変えて,生じる層間剥離と各層の繊維方向に走るマトリックス亀裂により三次元的な損傷構造をとる二重螺旋損傷として衝撃損傷を模擬し,汎用有限要素コードを用いて幾何学的非線形解析を行なった。そして圧縮荷重下での座屈後挙動と剥離先端でのエネルギー解放率の変化を見て,衝撃損傷が生じた積層板の不安定破壊挙動を考察した。

シソーラス用語： *繊維強化プラスチック ,  *積層板 ,  *圧縮強さ ,  *損傷 ,  *エネルギー解放率 ,  *有限要素法 ,  二重螺旋 ,  局所性 ,  座屈 ,  機構 ,  非線形性 ,  非線形解析 ,  圧縮荷重 ,  座屈後挙動 ,  亀裂先端 ,  不安定構造 ,  破壊 ,  *炭素繊維強化プラスチック
準シソーラス用語： *CFRP ,  幾何学的非線形 ,  亀裂先端部 ,  *衝撃後圧縮強さ ,  *衝撃損傷 ,  破壊機構

分類 (6件)： 構造力学一般  (HD01000X) ,  構造要素一般  (HD03010W) ,  強化プラスチックの成形  (YH04060J) ,  その他の紡糸・製糸  (YM03050G) ,  欠陥  (YH02040Z) ,  ゴム・プラスチック材料  (HC04030W)

引用文献 (22件)：

• FREITAS, M. Compos. Struct. 1998, 42, 365-373
• SOUTIS, C. Compos. Sci. Technol. 1996, 56, 677-684
• PRICHARD, J. C. Composites. 1990, 21, 6, 503-511
• SUEMASU, H. J. Compos. Mater. 1998, 32, 2, 123-140
• MOURA, M. F. S. F. Compos. Sci. Technol. 2004, 64, 1021-1027

タイトルに関連する用語 (5件)： 衝撃損傷 ,  CFRP積層板 ,  挙動 ,  破壊 ,  現象