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J-GLOBAL ID:201202266434187629   整理番号:12A1117135

次亜ハロゲン酸とハロアミンによる酵素活性と凝集に及ぼすリゾチームの酸化の影響

Effects of oxidation of lysozyme by hypohalous acids and haloamines on enzymatic activity and aggregation
著者 (2件):
資料名:
巻: 1824  号: 10  ページ: 1090-1096  発行年: 2012年10月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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抗菌性酵素であるニワトリ卵リゾチーム(HEL)は,アミロイドフィブリル凝集物形成の根底にある物理的及び化学的事象を研究するためのプロトタイプの蛋白質である。本研究において,次亜塩素酸(HOCl),次亜臭素酸(HOBr),タウリンクロラミン(Tau-NHCl),タウリンモノブロムアミン(Tau-NHBr)及びタウリンジブロムアミン(Tau-NBr2)によるHELの酸化によって起きる酵素活性と凝集における変化について検討した。HELに対してたった4倍のモル過剰の添加によって,内部蛍光の完全な消失を起こし,一方HOClとHOBrは40%~50%のブリーチングを起こした。Tau-NHClはリゾチームを酸化できなかった。トリプトファン残基に及ぼすブロムアミンの選択的影響は,酵素活性に直接影響し,ブロムアミンは,酸前駆体よりもリゾチームの阻害剤として2倍以上より効果的であった。HOClとHOBrによるHELの酸化は,蛋白質の凝集に関してはより効果的であった。これは濁度,Rayleigh散乱及び異方性の増加によって証明された。凝集物は,分光学的な性質を示したことから,チオフラビン法によって測定したように,アミロイドフィブリルの形成をとることが示唆された。結論として,白血球はタウリンとHOBrの豊富な起源であるので,HELの抗菌活性の阻害剤としてのTau-NHBrとTau-NBr2の能力は,肺感染の悪化における役割を示している。更に少量の次亜ハロゲン酸によるHELの酸化は,炎症部位で見られた。このことから凝集開始の新たな径路が存在する可能性があった。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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