抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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原子炉内の熱流動をより適切に評価できる最適評価コードは世界標準となりつつあり,日本でも独自にその開発を進めている。その一環として,本論文では,水空気系大口径円筒管内二相流において,気泡の三次元速度を計測するための信号処理手法(上下2組ワイヤメッシュセンサによる気泡追跡法)を開発し,その有効性を確認した。近接配置した上下2組のワイヤメッシュセンサ(WMS)の二相流計測信号から個々の気泡の体積及び位置情報を取得し,上下WMS間で体積が最も類似する気泡を追跡することで,個々の気泡の三次元速度を計測する手法を開発した。間欠的に生ずる大気泡を計測し,大気泡の上側,下側,外側の領域に流路を分割して信号処理を行った。その結果,大気泡下側領域ではウェイク(二次的な流れ)により加速される気泡等,二相流の間欠的・過渡的な特性をモデル化する上で重要となる気泡間相互作用を直接的に捉えることができた。