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J-GLOBAL ID:201202267116383920   整理番号:12A0100730

被災地農業の復興にむけて 作物の塩害の生理機構とその対策(1)塩害の特性と生理メカニズム

著者 (7件):
資料名:
巻: 87  号:ページ: 156-161  発行年: 2012年01月01日 
JST資料番号: G0801A  ISSN: 0369-5247  CODEN: NOOEA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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震災による塩害の被害を被った農地で,作物生産を早期に再開するには,塩害を軽減する耐塩性作物や品種の利用が有効と思われる。ここでは,水稲を中心に塩害の生理機構と栽培,品種対策を紹介する。塩害の種類を,海岸部の農地において海水に起因する塩害,塩類土壌が引き起こす塩害,津波で運ばれてきた海底堆積物の影響に分けて考える。津波・高潮による農地被害の事例を挙げている。国内では,伊勢湾台風,チリ沖地震による津波,台風で引き起こされた高潮などの被害例がある。海外では,インドネシア沖地震による津波がある。塩害の生理メカニズムは大きく分けて二つある。1)浸透圧ストレスでは,根圏の水ポテンシャルが低下して,根からの吸水が阻害される。2)イオンストレスでは,植物体内に入った過剰なNaClイオンが代謝を阻害する。これら2つのストレスは複合的に作用するので,それぞれの関与を明確に分けることは困難である。2種類のストレスに対する耐性メカニズムの比較が表形式で載っている。作物を含む高等植物は,高塩環境に適応した塩生植物と適応性が低い非塩生植物に分けられる。しかし,サトウダイコンなど一部を除けば,多くの作物は非塩生植物である。同じ作物でも品種で耐塩性に差がある。生化学的な面から,耐塩性メカニズムを解説している。
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分類 (2件):
分類
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植物生理学一般  ,  自然災害 
引用文献 (27件):

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