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J-GLOBAL ID:201202267621840391   整理番号:12A0185129

多層酸化銅における高Tc超電導と反強磁性 超伝導メカニズムの新しい模範

High-Tc Superconductivity and Antiferromagnetism in Multilayered Copper Oxides-A New Paradigm of Superconducting Mechanism-
著者 (4件):
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巻: 81  号:ページ: 011008.1-011008.19  発行年: 2012年01月15日 
JST資料番号: G0509A  ISSN: 0031-9015  CODEN: JUPSA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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酸化銅の高温超電導(HTSC)は,反強磁性Mott絶縁体を移動正孔キャリアでドーピングした時層化CuO2面上に現れる。サイト選択性核磁気共鳴(NMR)によって,多層酸化銅の広い研究をチェックした。核磁気共鳴は正孔キャリアのある無秩序フリーのCuO2面の反強磁性(AFM)とHTSCの固有相図を明らかにした。ドープMott絶縁体におけるAFM金属状態の存在,AFMとHTSCの一様に混合した相,そして,CuO2面のAFMモメントが消滅する臨界キャリア密度のすぐ外側の最大Tcでのd-波SCの出現,のような実験知見を提示した。これらの結果は,t-Jモデルに基づくMott物理学によって,説明できる。Bardeen-Cooper-Schrieffer(BCS)理論で確立した電子中のフォノン-媒介引力相互作用と対照的に,スピン中の超交換相互作用Jinは,Cooper対または移動スピン-シングレット対の接着剤として不可欠な役割を演ずる。HTSCのTcを160Kの高い温度まで上げる引力相互作用は大きいJin(-0.12eV)であると述べた。引力相互作用は,対立スピンの電子を近隣のサイト上に結合し,そして,ボゾニック接着剤はない。高Tc現象の背後にある物理学で中心的な役割を演ずるのはCu-3d電子のCoulomb反発的相互作用U(> 6eV)である。SCメカニズムの新しい模範は,強く相関した電子物質にわかるようになる。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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酸化物系超伝導体の物性 

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