抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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食品及び飲料業界においては機能性親油成分をカプセル化し,保護しリリースするためにカプセル封じするためのコロイダルデリバリーシステムが必要になっている。本研究において,我々はレモンオイル,非-イオン界面活性剤(Tween 80)及び緩衝液(pH2.8)を含むコロイド分散液の形成及び安定性に対するレモンオイルタイプ(1倍~4倍)ならびに界面活性剤-対-オイル比(SOR)の影響を調べた。当初,油ー中-水型ストックエマルションが形成され,このストックエマルションの異なる量を界面活性剤ミセル溶液にタイトレーションした。コロイド分散液の形成に対するSOR及び油タイプの影響を動的光散乱と濁度測定によって検査し,ついでこれらシステムの安定性を異なる温度(4,20,32及び55°C)での貯蔵中に評価した。SOR及び油タイプは形成されたコロイド分散液の性質及びその貯蔵安定性に大きな影響を与えた。比較的高いSORで,レモンオイルのすべてが界面活性剤ミセルに統合され,ミクロエマルションが形成されたが,比較的低いSORではミセルはレモンオイルで飽和されエマルション液滴が残った。飽和界面活性剤水準はレモンオイルのタイプに依存した。エマルションの長期安定性はSOR,オイルのタイプ及び貯蔵温度に依存する複雑な挙動を示した。ある場合には液滴サイズは可溶化に起因して減少したが,またある場合には液滴サイズはオズワルド熟成及び/又は合体によって増加した。本研究はフレーバーオイルをカプセル化する食品級コロイダルデリバリーシステムあるいは他の食品及び飲料用の機能性脂質の比率設計に有益な情報を提供する。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.