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J-GLOBAL ID：201202268289030387   整理番号：12A1765900

有機薄膜太陽電池の最新動向 透明導電膜を使用しない色素増感太陽電池

著者 (1件)： 早瀬修二 (九州工大)
資料名： 太陽エネルギー  (Journal of JSES)
巻： 38  号： 6  ページ： 31-38  発行年： 2012年11月30日 
JST資料番号： G0259A  ISSN： 0388-9564  CODEN： TAENAW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 色素増感太陽電池の低コスト化の観点から,構成部材の中でコストが高い透明導電膜(TCO)基板上の透明導電膜を使用しない色素増感太陽電池を紹介した。カギとなる多孔性チタン裏面電極を用いるこの新しい素子構造を紹介した。さらに,柔軟性をもつ色素チタニアシートを用いた色素増感太陽電池の作成に関連して,色素チタニアシートの作成法を紹介した。柔軟性色素増感太陽電池の種類では,柔軟性TCO無しバック接触平面型色素増感太陽電池と柔軟性TCO無しバック接触円筒型色素増感太陽電池の構造を紹介した。さらに,ファイバー型TCO無し色素増感太陽電池,および2種類以上の色素をチタニア層に共吸着したハイブリッド型色素増感太陽電池の構造と特徴にも言及した。さらなる高効率化には,近赤外域の色素開発との連携が必要である。

シソーラス用語： *太陽電池 ,  *多孔性 ,  *チタン ,  *電極 ,  素子構造 ,  *酸化チタン ,  柔軟性 ,  薄板 ,  *色素 ,  ハイブリッド系
準シソーラス用語： *色素増感太陽電池 ,  裏面電極 ,  ファイバー型

分類 (1件)： 太陽電池  (NC03084O)

引用文献 (35件)：

• GREEN, M. A. Prog. Photovolt : Res. Appl. 2012, 20, 12-20
• KROON, J. M. Prog. Photovolt : Res. Appl. 2007, 15, 1-18
• FUKE, N. Solar Energy Materials & Solar Cells. 2009, 93, 720-724
• FUKE, N. Jpn. J. Appl. Phys. 2007, 46, 18, L420-L422
• FUKE, N. Chem. Mater. 2008, 20, 4974-4979

タイトルに関連する用語 (4件)： 有機薄膜太陽電池 ,  最新動向 ,  透明導電膜 ,  色素増感太陽電池