抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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電気自動車(EV)の普及は今後さらに進むことが予想されるが,夜間時間帯に一斉に充電が行われた場合,配電系統の需要プロファイルに大きな影響を与え得る。一方,EVそのものは,一種の蓄電池としてみることも可能であり,充電に自励式インバータが採用されている場合,有効電力だけでなく無効電力も制御可能である。そこで,著者らはこれまで,EVの夜間の一斉充電による電圧下限逸脱を回避するための,EVの充電スケジュール調整とEVの無効電力注入による基本的な電圧調整アルゴリズムである「PQ制御」を提案してきた。しかし,有効電力および無効電力の量を離散的に設定していたため,系統条件によっては無効電力制御量が過大となり,最悪の場合電圧上限逸脱を引き起こす恐れがあった。そこで本論文では,有効電力および無効電力の量を,電圧を確認しながら連続的に変化させることで,効率よく充電と電圧維持を達成できる手法である「連続的PQ制御」を提案した。さらに,シミュレーションにより,その有効性を確認した。