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J-GLOBAL ID：201202268432046567   整理番号：12A0424022

フォークヘッド転写因子FoxA1はベストロフィン2アニオンチャネルとNa-K-Cl共輸送体1を通して汗分泌を調節する

Forkhead transcription factor FoxA1 regulates sweat secretion through Bestrophin 2 anion channel and Na-K-Cl cotransporter 1

著者 (10件)： CUI Chang-Yi (National Inst. Health, MD) ,  CHILDRESS Victoria (National Inst. Health, MD) ,  PIAO Yulan (National Inst. Health, MD) ,  MICHEL Marc (National Inst. Health, MD) ,  JOHNSON Adiv A. (Univ. Arizona, AZ) ,  KUNISADA Makoto (Kobe Univ., Kobe) ,  KO Minoru S.H. (National Inst. Health, MD) ,  KAESTNER Klaus H. (Univ. Pennsylvania School of Medicine, PA) ,  MARMORSTEIN Alan D. (Univ. Arizona, AZ) ,  SCHLESSINGER David (National Inst. Health, MD)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 109  号： 4  ページ： 1199-1203  発行年： 2012年01月24日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 哺乳類の体温は主に発汗によって狭い範囲内に維持されている。本研究で汗腺機能の遺伝学的基礎を調査した。その結果,フォークヘッド転写因子FoxA1がマウス発汗能の生成に必要なことを示した。FoxA1遺伝子欠損マウスは,汗腺の連続的形態形成にも拘わらず,絶対的無汗症を呈した。この発汗欠損は,Na-K-Cl共輸送体1(Nkcc1)とCa²⁺活性化アニオンチャネルベストロフィン2(Best2)のダウンレギュレーションを伴い,同時に汗腺内腔と管内に糖蛋白質が蓄積した。さらにBest2遺伝子欠損マウスは同様の無汗症と糖蛋白質蓄積を示した。本知見は,ナトリウム/カリウム/塩素交換とCa²⁺の双方が汗生産に必要であるという観察結果と関連した。FoxA1は汗分泌の2つの側面を調節すると考えられる。1つ目は,Best2を介してカルシウム関連イオン輸送駆動を介助する炭酸水素塩勾配を触媒し,2つ目はNkcc1を必要として汗内部への単価イオン交換を促進する。

シソーラス用語： DNA結合タンパク質 ,  *転写因子 ,  イオンチャンネル ,  共輸送 ,  *汗 ,  発汗 ,  汗腺 ,  *イオン輸送 ,  ノックアウトマウス ,  糖タンパク質 ,  生体内蓄積 ,  汗腺疾患 ,  *生体内イオン輸送
準シソーラス用語： *FoxA1 ,  Na-K-Cl共輸送体1 ,  アニオンチャンネル ,  フォークヘッド転写因子 ,  無汗症 ,  ベストロフィン2

分類 (1件)： 外分泌腺  (EJ11020N)

タイトルに関連する用語 (8件)： フォークヘッド転写因子 ,  FOXA1 ,  ベストロフィン ,  アニオンチャネル ,  Na-K-Cl共輸送体1 ,  汗 ,  分泌 ,  調節