抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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システムダイナミックス手法により稲わら回収作業のモデルを作成し,太平洋側温暖地,太平洋側寒冷地,日本海側寒冷地での稲わら回収作業における作業可能日数,作業機の稼働日数,必要台数等の解析を行った。1)太平洋側温暖地では作業期間3.5ケ月間(9/1-12/15)のうち作業可能日数は61日間であり,そのうち圃場乾燥後にロールベーラによる梱包および集積拠点への運搬が行われた日数は39日間となった。わらは安定的に回収されるが,回収期間が長期となるため,降雨暴露期間が長いわらの割合が高い傾向にある。2)太平洋側寒冷地では作業期間2.5ケ月間(9/15-11/30)のうち作業可能日数は38日間であり,同じく梱包,運搬作業が行われた日数は23日間となった。回収作業期間が短期間であるため,降雨の多い年では回収目標値に大幅に達しない場合もあった。回収作業は短期間で集中して行われるため,太平洋側温暖地に比べて降雨暴露期間の短いわらの割合が高い傾向にある。3)日本海側寒冷地では作業期間2.5ケ月間(9/15-11/30)のうち作業可能日数は26日間であり,梱包,運搬が行われた日数は6日間と極めて短かった。そのため,作業機の必要台数は他の地域より多い結果となった。高水分回収とすることで梱包・運搬が行われた日数は11日間に増加し,輸送トラック以外の作業機の必要台数は減少した。(著者抄録)