抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
被害の深刻化が進む斜面災害対策として斜面環境モニタリングシステムを構築する場合,丘陵に安価なセンサノードを大量に配備することで,従来の精密で高価なセンサ機器を設置するものに比べ,簡易かつ広域のモニタリングを低コストで実現できる。本論文では無線センサ杭の実験を大型降雨実験施設で行い,その結果を基に,最適なモニタリングを実現するために災害リスクの評価として斜面災害の予測に有効な地盤中の含有水分量を時間降雨量から評価する手法を提案し,それをエリアリスクと定義した。そして得られたリスクを指標として,通信レート・センシングレートを動的に変化させることで,省電力化をシミュレータ上で達成した。シミュレーションの結果からは,選択しうる複数のモニタリングポリシに相性があり,示されるパフォーマンスが違うことが確認できた。(著者抄録)