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J-GLOBAL ID：201202270101695888   整理番号：12A1387296

プロト言語的コミュニケーションにおけるリーダー・フォロワーの分化

Emergence of leader/follower distinction in proto-linguistic communication

著者 (3件)： 宇野良子 (東京農工大) ,  飯塚博幸 (大阪大) ,  鈴木啓介 (サセックス大)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 112  号： 176(HCS2012 33-46)  ページ： 55-60  発行年： 2012年08月11日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿は,リーダー・フォロワーの分化を,私たちが行った二つの実験から考える。一つ目は計算機シミュレーションによる実験で,エージェント同士が「主体性」の確認のために役割分化のある運動が生まれる。二つ目は,人間の被験者のペアが新しい「言語」を用いてコミュニケーションを構造化するのを観察する実験である。コミュニケーションのトピックを予め与えていないため,被験者はトピックを模索するが,その際に役割分化が現れやすい。本稿では,言語コミュニケーションにおいて主体性の確認は,トピックの模索のような意味生成を通じて行われているのではないかと論じ,二つの実験から得たモデルに基づいて様々なコミュニケーションを分析する可能性を探る。(著者抄録)

シソーラス用語： *コミュニケーション ,  *ヒューマンインタフェイス ,  形式言語 ,  *言語学 ,  被験者実験 ,  *ヒューマンコンピュータインタラクション
準シソーラス用語： *ヒューマンインタラクション ,  人工言語 ,  *進化言語学 ,  言語能力 ,  *ターンテイキング ,  話者交代

分類 (2件)： 人間機械系  (IB03000G) ,  情報加工一般  (AC05010A)

引用文献 (14件)：

• AUVRAY, M. The attribution of intentionality in a simulated environment : thecase of minimalist devices. Tenth Meeting of the Association for the Scientific Study of Consciousness, Oxford, UK, 2006. 2006, 23-26
• BATES, E. Language and Context : the Acquisition of Pragmatics. 1973
• GALANTUCCI, B. An experimental study of the emergence of human communication systems. Cognitive Science. 2005, 29, 737-767
• GLENBERG, A. Grounding language in action. Psychonomic Bulletin and Review. 2002, 9, 3, 558-565
• IIZUKA, H. Adaptability and diversity in simulated turn-taking behavior. Artificial Life. 2004, 10, 4, 361-378

タイトルに関連する用語 (2件)： 言語的コミュニケーション ,  分化