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J-GLOBAL ID：201202270678279034   整理番号：12A1244530

ジャワにおける林業公社の地域対策の変遷および住民共同森林管理システムの課題-制度と運用の実態-

Changes in People’s Involvement Measures by the State Forestry Corporation and Challenges of Joint Forest Management System in Java: Polocy Design and Implementation Process

著者 (3件)： 志賀薫 (筑波大 大学院生命環境科学研究科) ,  増田美砂 (筑波大 大学院生命環境科学研究科) ,  御田成顕 (筑波大 大学院生命環境科学研究科)
資料名： 林業経済研究  (Journal of Forest Economics)
巻： 58  号： 2  ページ： 1-13  発行年： 2012年07月01日 
JST資料番号： L7477A  ISSN： 0285-1598  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,ジャワの林業公社が2001年に導入したPHBM(住民共同森林管理)の地域開発および森林保全に対する効果を明らかにした。PHBMはLMDH(森林村住民組織)が割当林班の保全を行う対価として,林業公社側は収益の分配を行うという互恵的関係を基軸に,割当林班のもたらす収入機会を排他的に利用する権利を認めるという点において,それ以前の地域対策と異なっていた。しかし,中ジャワ州プマラン県P村の事例では,LMDHの執行委員のみが運営に関与し,収益の分配をはじめ,様々な特権を得ていた。また,PHBM実施後,統計上は管区内の盗伐は収束したが,PHBMに対するP村住民の認知度が低かったことやLMDHの活動開始時期,盗伐の収束はPHBMの効果によるとは断定し難く,チーク林資源の減少も影響していたと考えられた。PHBMは,運用段階において問題が多く,LMDHの運営の在り方を改めて検討する必要がある。(著者抄録)

シソーラス用語： *林業 ,  森林計画 ,  公企業 ,  地域開発 ,  利益分配 ,  ジャワ
準シソーラス用語： 共同管理 ,  森林管理 ,  森林保全 ,  林業経営

分類 (1件)： 森林経営・経理  (FF01030I)

引用文献 (47件)：

• ASTUTI, A. Collaborative Forest Management : Better Partnership to Benefit Local Community and Sustainable Teak Forests. 2004
• BRATAMIHARDJA, M. Forest Management in Java 1975-1999 : Towards Collaborative Management. 2005
• BPS. Perkembangan Beberapa Indikator Utama Sosialekonomi Indonesia : Oktober 2008. 2008
• BPS Kabupaten Pemalang. Kecamatan Bodeh Dalam Angka 2005. 2006
• CHAMBERS, R. Rural Development : Putting the Last First. 1983

タイトルに関連する用語 (10件)： ジャワ ,  林業 ,  公社 ,  地域 ,  対策 ,  住民 ,  共同 ,  森林管理 ,  制度 ,  運用