文献

J-GLOBAL ID：201202271946710580   整理番号：12A0684367

二成分抗酸化剤の放出制御包装フィルムに由来するトコフェロールとクエルセチンの放出速度

Release Kinetics of Tocopherol and Quercetin from Binary Antioxidant Controlled-Release Packaging Films

著者 (4件)： CHEN Xi (State Univ. New Jersey, New Jersey, USA) ,  LEE Dong Sun (Kyungnam Univ., Changwon, KOR) ,  ZHU Xuntao (State Univ. New Jersey, New Jersey, USA) ,  YAM Kit L. (State Univ. New Jersey, New Jersey, USA)
資料名： Journal of Agricultural and Food Chemistry  (Journal of Agricultural and Food Chemistry)
巻： 60  号： 13  ページ： 3492-3497  発行年： 2012年04月04日 
JST資料番号： C0251A  ISSN： 0021-8561  CODEN： JAFCAU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 放出制御包装(CRP)フィルムに含まれる二つの抗酸化剤トコフェロールとクエルセチンの放出に及ぼす包装重合体の疎水性による影響について調べた。CRPフィルムは,親水性重合体のエチレンビニルアルコール(EVOH)とエチレンビニル酢酸(EVA)および疎水性重合体の低密度ポリエチレン(LDPE)とポリプロピレン(PP)により製造した。クエルセチンのみのフィルムでは,EVOHとEVAからクエルセチンの放出は,LDPEとPPからの放出に比べてより早くまた時間も短かった。二成分抗酸化剤の場合では,トコフェロールのEVOHとLDPEからの放出はクエルセチンに比べて早く,放出時間も短かった。また,クエルセチンの放出が,トコフェロールの存在により促進することが判明した。クエルセチンの疎水性重合体からの放出が遅い欠点は,トコフェロールあるいは他の可塑剤の添加により解決できる可能性がある。

シソーラス用語： 酸化防止剤 ,  *ビタミンE ,  薬物放出 ,  包装材料 ,  重合体 ,  機能性高分子 ,  透析膜 ,  低密度ポリエチレン ,  ポリプロピレン ,  *溶出試験【薬剤】 ,  ケトン ,  酸素複素環化合物 ,  多価フェノール ,  フラボノイド ,  芳香族縮合化合物 ,  ヒドロキシケトン
準シソーラス用語： エチレンビニルアルコール膜 ,  エチレンビニル酢酸 ,  *トコフェロール ,  抗酸化剤 ,  親水性ポリマー ,  疎水性重合体 ,  放出制御 ,  *薬物放出速度

分類 (2件)： 食品包装  (FJ02030B) ,  酸化防止剤,安定剤  (YH05040U)

物質索引 (1件)： クエルセチン

タイトルに関連する用語 (7件)： 二成分 ,  抗酸化剤 ,  放出 ,  包装フィルム ,  トコフェロール ,  クエルセチン ,  放出速度