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J-GLOBAL ID：201202272038734005   整理番号：12A0924021

わが国の光化学オキシダントに対する国内外発生源寄与の解析

Domestic and foreign source apportionment analysis for ozone in Japan

著者 (1件)： 速水洋 (電力中研)
資料名： 電力中央研究所環境科学研究所研究報告  (電力中央研究所環境科学研究所調査報告)
号： V11053  ページ： 19P  発行年： 2012年05月 
JST資料番号： F0293D  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 日本各地における高濃度オゾンに対する国内外発生源寄与をOSAT(オゾン発生源寄与率解析法)により解析した。ここでは,濃度は大気質モデルCAMxにより,気象データは数値気象モデルWRFにより計算した。その結果,寒候期の濃度は略々東アジア地域外からの流入で決定されるが,暖候期は東アジアでの排出が大きく寄与していることが判明した。また,東アジアの国外人為源は越境輸送が卓越する春季のみならず夏季の高濃度にも可成りの寄与があり,国内人為源の中では当該地域の寄与が最大であるが,西側隣接地域の寄与もこれに次いで大きいことが判った。

シソーラス用語： 日本 ,  オゾン ,  *光化学汚染物質 ,  シミュレーションモデル ,  数値計算 ,  東アジア ,  大気汚染 ,  季節的変動 ,  越境汚染
準シソーラス用語： オゾン濃度 ,  *汚染物質移動 ,  *発生源解析 ,  *発生源寄与率

分類 (2件)： 気圏環境汚染  (SB03020M) ,  局地循環,気流  (DC05090N)

引用文献 (18件)：

• 板橋秀一,弓本桂也,鵜野伊津志,大原利眞,黒川純一,清水厚,山本重一,大石興弘,岩本眞二: 2007年春季に発生した東アジア域スケールの広域的越境汚染の化学輸送モデル CMAQによる解析,大気環境学会誌, 44, 175-185 (2009)
• 井上和也,安田龍介,吉門洋,東野晴行:関東地方における夏季地表オゾン濃度のNOx, VOC排出量に対する感度の地理分布 第1報 大小2種類の植物起源 VOC排出量推定値を入力した場合の数値シミュレーションによる推定, 大気環境学会誌, 45, 183-194 (2010)
• 光化学オキシダント・対流圏オゾン検討会:光化学オキシダント・対流圏オゾン検討会中間報告, pp.50 (2007)
• Baker, K.: Ozone Source Apportionment Results for Receptors in Non-Attainment Counties in the Great Lakes Region. AWMA Annual Conference. Pittsburgh, PA. (2007)
• Budillon, G., E. Chianese, G. Giunta, C. Riccardi and A. Riccio: Impact of emissions abatement strategies on the air quality of the Naples urban area, Harbours & Air Quality, 15-17 June 2005, Genoa(2005)

タイトルに関連する用語 (3件)： 光化学オキシダント ,  発生源 ,  解析