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J-GLOBAL ID：201202272045788587   整理番号：12A0096960

光電変換効率をいかに上げるか?p-n接合界面の色素修飾による高分子太陽電池の光捕集効率の向上

Improvement of the Light-Harvesting Efficiency of Polymer Solar Cells by Dye Modification at the p-n junction

著者 (6件)： 大北英生 (京大 大学院工学研究科) ,  大北英生 (JST-さきがけ) ,  本田哲士 (京大 大学院工学研究科) ,  横家星一郎 (京大 大学院工学研究科) ,  辨天宏明 (京大 大学院工学研究科) ,  伊藤紳三郎 (京大 大学院工学研究科)
資料名： 日本写真学会誌  (日本写真学会会誌)
巻： 74  号： 6  ページ： 267-271  発行年： 2011年12月25日 
JST資料番号： G0165A  ISSN： 0369-5662  CODEN： NSGKAP  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： p型半導体の共役高分子とn型半導体のフラーレン誘導体からなる高分子太陽電池に,嵩高い軸配位子を有する近赤外色素を導入することで光捕集効率を効率よく向上できることを実証した。色素の種類を増やすことで,光電流をさらに増加させることも容易に実現できる。過渡吸収分光法により光増感の素過程を観測したところ,色素励起による電荷生成はほぼ100%の高効率過程であり,ほぼすべての色素がp-n接合界面に偏在していることが分かった。このような界面偏在は,共役高分子の結晶化により色素が界面へ排斥される効果と,色素の表面エネルギーが高分子とフラーレンの中間に位置するために界面活性剤的な性質を示す効果に起因していることを明らかにした。(著者抄録)

シソーラス用語： *太陽電池 ,  *高分子薄膜 ,  *重合体 ,  N型半導体 ,  *エネルギー変換効率 ,  効率 ,  化学修飾 ,  PN接合 ,  フラーレン ,  色素 ,  近赤外線 ,  界面 ,  結晶化 ,  表面エネルギー ,  *光電流 ,  過渡吸収スペクトル ,  スペクトル解析 ,  光増感反応 ,  キャリア生成 ,  ポリヘキシルチオフェン ,  架橋化合物 ,  大環状化合物 ,  窒素複素環化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  ケイ素化合物 ,  色増感 ,  ポリマブレンド ,  収集 ,  フタロシアニン誘導体 ,  *光電変換効率 ,  *色素増感高分子太陽電池 ,  接合界面 ,  フラーライド ,  *共役重合体
準シソーラス用語： P3HT【重合体】 ,  フラーレン誘導体 ,  *共役高分子 ,  捕集効率 ,  光捕集

分類 (2件)： 光伝導,光起電力  (BM03050J) ,  太陽電池  (NC03084O)

物質索引 (3件)： トリヘキシルシラノール ,  ナフタロシアニン ,  フタロシアニン

引用文献 (12件)：

• 1) C. J. Brabec and J. R. Durrant, MRS Bull., 33, 670 (2008).
• 2) F. C. Krebs, Sol. Energy Mater. Sol. Cells, 93, 394 (2009).
• 3) M. A. Green, K. Emery, Y. Hishikawa and W. Warta, Prog. Photovolt: Res. Appl., 19, 1789 (2011).
• 4) R. F. Service, Science, 332, 293 (2011).
• 5) E. Bundgaard and F. C. Krebs, Sol. Energy Mater. Sol. Cells, 91, 954 (2007).

タイトルに関連する用語 (7件)： 光電変換効率 ,  p-n接合 ,  界面 ,  色素 ,  修飾 ,  高分子太陽電池 ,  光捕集