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J-GLOBAL ID：201202272286408955   整理番号：12A1072642

ガラス繊維の衝撃引張り特性に関する実験的検討

Experimental Study on Impact Tensile Property of Glass Fiber

著者 (6件)： 谷口憲彦 (アシックス スポーツ工研) ,  荒尾与史彦 (同志社大) ,  西脇剛史 (アシックス スポーツ工研) ,  平山紀夫 (日東紡績) ,  中村幸一 (日東紡績) ,  川田宏之 (早稲田大)
資料名： 日本複合材料学会誌  (Journal of the Japan Society for Composite Materials)
巻： 38  号： 4  ページ： 137-143  発行年： 2012年07月15日 
JST資料番号： S0977A  ISSN： 0385-2563  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ガラス繊維の衝撃引張特性に関する実験的検討を行ない,材料設計並びに構造設計を行うための有益な知見を得るために,引張負荷を受けるEガラス繊維の歪速度依存性に対する実験的検討を行なった。その結果,破断歪の増加に伴う引張強度並びに破断歪の増加を確認し,付随して歪エネルギー吸収量が大幅に増加することが明らかとなった。また,引張強度の歪速度依存性はEガラス繊維の直径によって異なることを実験的に示し,直径の小さい繊維ほどその速度依存性が大きくなることを明らかにした。FRP構造部材を設計するために必要な知見を得るべく,高強度ガラス繊維および炭素繊維に対して同様の実験を行った。その結果,高強度ガラス繊維についてはEガラス繊維と同様の歪速度依存性が確認できるものの,炭素繊維は両ガラス繊維に比べ力学的性質の歪速度依存性は極めて小さいことが実験的に明らかとなった。また,ガラス繊維の衝撃特性がエネルギー吸収特性の面で炭素繊維よりも優れていることが実験的に結論付けられた。

シソーラス用語： *ガラス繊維 ,  *衝撃荷重 ,  *機械的性質 ,  特性 ,  実験 ,  *速度依存性 ,  引張強さ ,  *エネルギー吸収 ,  材料設計 ,  構造設計 ,  Eガラス ,  歪 ,  歪エネルギー ,  直径 ,  *炭素繊維 ,  *引張特性 ,  *歪速度依存性 ,  破壊歪 ,  *性質 ,  強度
準シソーラス用語： 破断歪

分類 (4件)： その他の材料の試験  (HB05000T) ,  ガラス繊維,セラミック繊維  (YM03040V) ,  その他の紡糸・製糸  (YM03050G) ,  その他の材料  (HC04050S)

引用文献 (12件)：

• 野間口兼政:日本複合材料学会誌,32, 3 (2006), 100–112.
• J. Harding & L.M. Welsh: <i>J. Mater. Sci.</i>, 18 (1983), 1810–1826.
• J. Harding: Composites, 24, 4 (1993), 323–332.
• 東田文子,小川欽也:材料,39, 445 (1990), 1462–1468.
• M.M. Shokrieh & M.J. Omid: <i>Compos. Struct.</i>, 88 (2009), 595–601.

タイトルに関連する用語 (4件)： ガラス繊維 ,  衝撃 ,  引張り特性 ,  実験