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J-GLOBAL ID：201202272577326468   整理番号：12A0662980

湖沼の干拓によって成立した水田の植生保全上の意義:茨城県潮来市の例

著者 (1件)： 村中孝司 (ノースアジア大 教養)
資料名： 教養・文化論集  (Bulletin of Cultural Sciences)
巻： 7  号： 1  ページ： 159-172  発行年： 2012年03月30日 
JST資料番号： L7697A  ISSN： 1881-1981  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 茨城県潮来市を対象に,人工的に造成された立地における環境を水田雑草の視点から検討した。旧来の水田と干拓によって生じた水田の植生を比較し,開拓後の水田の生態系基盤の保全上の価値を調べることを目的とした。谷津田では104種の維管束植物が確認され,ヒメミソハギ,ミズマツバなど保全上重要な種は7種確認された。干拓地の水田は64種で,保全上重要な種は3種であった。この地域の干拓地では主な水田雑草の定着が確認されたが,その種組成は旧来から水田として利用されてきた場所より乏しく,水田の植物相の保全上の価値は高くないことが示された。

シソーラス用語： 茨城県 ,  雑草 ,  干拓地 ,  *環境保全 ,  自然保護 ,  植物 ,  水田 ,  フローラ ,  *植生 ,  調査
準シソーラス用語： 維管束植物 ,  植物保全 ,  水田雑草 ,  生息調査

分類 (1件)： 植物生態学  (EE02000E)

タイトルに関連する用語 (6件)： 湖沼 ,  干拓 ,  水田 ,  植生 ,  保全 ,  茨城