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J-GLOBAL ID:201202272634845221   整理番号:12A0364802

ヒトの唾液中の無機アニオンと尿酸のポリビニルアルコール被覆キャピラリーカラムとバックグランド電解質の添加物としてヘキサメトニウムクロリドを利用するキャピラリーイオン電気泳動

Capillary ion electrophoresis of inorganic anions and uric acid in human saliva using a polyvinyl alcohol coated capillary column and hexamethonium chloride as additive of background electrolyte
著者 (5件):
資料名:
巻: 887-888  ページ: 1-7  発行年: 2012年03月01日 
JST資料番号: W0571A  ISSN: 1570-0232  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ヒトの唾液中のBr-,I-,NO2-,NO3-,SCN-,及び尿酸の分析に,ポリビニルアルコール被覆キャピラリー(PVAキャピラリー)とイオン対試薬(ヘキサメトニウムクロリド,HMC)を含むバックグランド電解質(BGE)の組み合わせをキャピラリーイオン電気泳動-UV検出(CIE-UV)に利用した。筆者らの研究室で調製したPVAキャピラリーは,pH3-10のBGEでの電気浸透流(EOF)を最小化し,210nmでのUV検出に影響を及ぼさなかった。したがって,PVAキャピラリーの利用は,蛋白質の吸着の抑制と対象アニオンの高感度UV検出にふさわしかった。本研究で筆者らは,-15kVの加電圧と共に,10mMのリン酸塩と10mMのHMCのBGEを最適化した。BGEへの添加物としてのHMCは,アニオンの電気泳動移動度を,PVAキャピラリーへの静電的吸着を伴わずに,コントロールする。CIE-UVは,希釈,又は脱蛋白質などの前処理を伴わない直接注入によって蛋白質を含有するヒトの唾液中のアニオン類を分離して定量する。相対標準偏差(n=10)は,移動時間で0.5-1.6%,ピーク高さで2.2-6.8%,及びピーク面積で2.8-8.4%であった。検出限界(S/N=3)は3.42-6.87μMであった。本システムにおけるアニオン類のピーク高さは唾液試料の連続注入によって次第に減少するが,この問題はPVAキャピラリーの周期的なコンディショニング化によってうまく解決された。ヒトの唾液中の無機アニオンCIE-UVによる定量可能性を,標準添加法による回収率,及び他の代表的な分析法とイオンクロマトグラフィー(IC)による同定と共にこれらの比較によって評価した。12種の唾液試料中のアニオンの分析から,CIE-UVは,喫煙者と非喫煙者の間のSCN-,及び男性と女性の間の尿酸の各濃度の明らかな差異が満足される結果と共に得られることを示した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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電気泳動分析  ,  動物の生化学 
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