抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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耕作放棄地の増加が深刻な問題となっている。耕作放棄地面積および耕作放棄地率は1985年以降,急激に増加し,この20年間で前者は2倍,後者は3倍になっている。愛媛県では樹園地の耕作放棄地率が高い。愛媛県の樹園地のほとんどが柑橘園であり,急傾斜地に立地しているため基盤整備が遅れており,また,近年の生産物価格の低迷などで耕作放棄地の増加に拍車をかけている。柑橘作における耕作放棄地の発生防止に向けた対策が取られているが,組織的かつ面的な樹園地管理が必要である。ここでは,2つの事例(俵津農地ヘルパー組合株式会社,農事組合法人みのり)を取り上げ,柑橘作の集落営農組織における樹園地管理の実態を明らかにし,樹園地の適正な保全に向けての,集落営農組織が備えるべき機能について検討した。