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J-GLOBAL ID：201202273116334341   整理番号：12A1164861

光活性化可能な設計有機分子を用いた標的蛋白質を分解する化学的方法

Chemical methods for degradation of target proteins using designed light-activatable organic molecules

著者 (3件)： TANIMOTO Shuho (Keio Univ., Yokohama, JPN) ,  TAKAHASHI Daisuke (Keio Univ., Yokohama, JPN) ,  TOSHIMA Kazunobu (Keio Univ., Yokohama, JPN)
資料名： Chemical Communications  (Chemical Communications)
巻： 48  号： 62  ページ： 7659-7671  発行年： 2012年08月11日 
JST資料番号： D0376B  ISSN： 1359-7345  CODEN： CHCOFS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： この特集記事では,添加剤を加えることなく穏和条件下に特殊波長光を照射して標的蛋白質を選択的に分解する新規化学試薬について報告した。2-フェニルキノリン誘導体,ポルフィリン誘導体およびフラーレン誘導体が蛋白質,もしくはペプチドオリゴマを効率的に分解する試薬であることが分かった。2-フェニルキノリン誘導体およびポルフィリン誘導体は転写因子およびヒトエストロゲン受容体-α(hER-α)を選択的に光分解した。フラーレン誘導体はHIV-1プロテアーゼ(ヒト免疫不全ウイルス1型蛋白質分解酵素)あるいはAβ₄₂(アミロイドβ)ペプチドを選択的に光分解した。さらに,光照射下に2-フェニルキノリンハイブリッド体は乳癌細胞MCF-7の細胞成長を,水溶解性の高いフラーレン-糖ハイブリッド体はMOLT4細胞およびPBMC(抹消血単核細胞)内のHIV-1複製を夫々に阻害した。

シソーラス用語： ターゲティング ,  *タンパク質分解 ,  転写因子 ,  *大環状化合物 ,  *窒素複素環化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  *オリゴペプチド ,  フラーレン ,  *光分解 ,  末梢血 ,  腫瘍細胞 ,  培養細胞 ,  *成長阻害 ,  アスパラギン酸プロテイナーゼ ,  ウイルスタンパク質 ,  *エストロゲン受容体
準シソーラス用語： HIV-1プロテアーゼ ,  MOLT4細胞 ,  キノリン誘導体 ,  フラーレン誘導体 ,  *ポルフィリン誘導体

分類 (1件)： 生物学的機能  (EB03040U)

物質索引 (1件)： 2-フェニルキノリン

タイトルに関連する用語 (6件)： 光活性化 ,  設計 ,  有機分子 ,  標的蛋白質 ,  分解 ,  化学