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J-GLOBAL ID：201202273946622382   整理番号：12A0228108

グループワークにおける身体移動及び発話の活発さと作業評価に関する考察 創造的なグループワークに関する研究(その2)

著者 (5件)： 池田晃一 (東北大 大学院工学研究科) ,  池田晃一 (岡村製作所 オフィス研) ,  本間茂樹 (東北大 大学院工学研究科) ,  後信和 (東北大 大学院工学研究科) ,  本江正茂 (東北大 大学院工学研究科)
資料名： 日本オフィス学会誌  (Journal of Japan Society for Office Studies)
巻： 1  号： 2  ページ： 49-58  発行年： 2009年09月30日 
JST資料番号： L8347A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿は天井設置のカメラアレイシステムを用いたグループワークの観察から被験者の身体,ツールの移動活発度,発話活発度を算出,作業の成果や被験者満足度との関係を明らかにし,創造的なグループワークの条件を明らかにする研究の第二稿である。本稿では活発度とアウトプット評価に加え,被験者によるアンケートの結果との関係を明らかにし,身体やツールの移動および発話が被験者の作業評価に与える影響について述べた。被験者をランダムにグルーピングした実験1の結果として,個人の移動活発度とアンケート項目の「作業に対する満足度,達成感」との間に正の相関がみられた。この特徴はグループの移動活発度についてもあらわれた。このことからランダムにグルーピングを行ったグループワークにおいて,活発に身体やツールを移動させる個人やグループは作業に対しての満足度や達成感を感じやすい傾向にあったのではないかと考えられる。

シソーラス用語： *グループ活動 ,  作業 ,  発話 ,  アンケート ,  定性分析 ,  *情動 ,  *感情 ,  作業環境 ,  *生産性 ,  知能
準シソーラス用語： *グルーピング ,  *グループワーク ,  *達成感 ,  *知的生産性 ,  *満足度

分類 (1件)： 商業建築,事務所建築  (RB05030K)

引用文献 (12件)：

• (1) 平尾和洋,滝川淳,空間デザインのグループワークにおけるブレインライティングの有効性に関する考察,日本建築学会計画系論文集(2004)
• (2) 岸田祥子,内田光,松本裕司,仲隆介,ワーカーの知識創造活動とオフィス環境に関する研究,日本建築学会2008年度大会紀要集(2008)
• (3) 花田陽一,松本裕司,仲隆介,山口重之,オフィスにおける個人作業領域の決定要因と物理的環境が与える影響,日本建築学会大会学術講演梗概集(2007)
• (4) 大利一雄,グループワークー理論とその導き方,勁草書房(2003)
• (5) 鈴木紀子,馬田一郎,岩澤昭一郎,井ノ上直己,神谷俊郎,伊藤貞宣鳥山朋二,小暮{,共同作業における発話・視線行動に関する分析,日本認知科学会第24会大会梗概集(2007)

タイトルに関連する用語 (6件)： グループワーク ,  身体 ,  発話 ,  評価 ,  創造 ,  研究