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J-GLOBAL ID:201202274206449098   整理番号:12A0394996

Lactobacillus delbrueckii spp. lactis CRL581の細胞エンベロープ関連プロテイナーゼにより作られたβ-カゼイン加水分解物はマウスにおけるトリニトロベンゼンスルホン酸誘発大腸炎に対し保護する

β-Casein hydrolysate generated by the cell envelope-associated proteinase of Lactobacillus delbrueckii ssp. lactis CRL 581 protects against trinitrobenzene sulfonic acid-induced colitis in mice
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巻: 95  号:ページ: 1108-1118  発行年: 2012年03月 
JST資料番号: C0282A  ISSN: 0022-0302  CODEN: JDSCAE  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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幾つかの発酵乳製品の生産へのスターターカルチャーとして使用された好熱性乳酸菌である,Lactobacillus delbrueckii spp. lactis CRL581は,α-およびβ-カゼインから,潜在的生理活性ペプチドのシリーズ(つまり降圧剤とリン酸化ペプチド)を放出することができる効率的な蛋白質分解システムを有する。乳蛋白質からのL.delbrueckii spp. lactis CRL581により放出されたペプチドの潜在的に有用な健康効果を考慮し,本研究の目的は,この細菌の細胞エンベローブ関連プロテイナーゼにより作られるカゼイン加水分解物の抗変異原性および抗炎症性を分析することであった。ネズミチフス菌TA98とTA100の直接作用変異原4-ニトロキノリン-N-酸化物の変異誘発を抑制するα-およびβ-カゼイン加水分解物の能力は,カゼイン加水分解時間に付随して増加した。β-カゼイン加水分解物の抗炎症効果は,トリニトロベンゼンスルホン酸(TNBS)誘発クローン病ネズミ科モデルを用い評価された。加水分解物は,TNBSの直腸内接種の10日前にマウスに投与された。TNBSの前にβ-カゼイン加水分解物を受けたマウスは,この加水分解物を受けなかった動物と比較して,低下した死亡率,最初の体重損失の早い回復,肝臓への少ない微生物移行,腸の減少したβ-グルクロニダーゼとミエロペルオキシダーゼ活性,および減少した大腸の巨視的および微視的損傷を示した。さらに,β-カゼイン加水分解物は腸のインターロイキン10の増加およびIFN-γ生産の減少により急性腸炎に有益な効果を表した。我々の調査結果は,L.delbrueckii spp. lactis CRL581により発酵された乳製品の健康促進特性と合致して,新規の機能食品を開発するため新たな機会を開く。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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食品蛋白質  ,  生理活性ペプチド 
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