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J-GLOBAL ID:201202274940122520   整理番号:12A1057720

面源負荷とその削減対策に関する政策課題研究-面源負荷量の定量的把握と今後の面源負荷対策の方向性の検討-

著者 (7件):
資料名:
号:ページ: 70-86,2  発行年: 2012年03月 
JST資料番号: Y0461B  ISSN: 1882-8612  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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琵琶湖に流入する汚濁物質の点源負荷は減少傾向にあるが,面源負荷の減少は明確でない。その面源負荷対策の今後の方向を検討するため,発生源別面源負荷量調査,面源負荷の湖内水質への影響評価,面源付加対策の評価と地域水循環の実態調査をした。安曇川中流で森林からの流出負荷量,守山市の水田の排水路で農地からの流出負荷量,JR草津駅西口排水路で市街地からの流出負荷量の調査を降雨時を含めて行い,それらの結果から琵琶湖に流入する面源負荷量を推定した。それらの結果,T-P,T-Nともに,水田からの負荷量が増加する傾向にあった。水田の代掻き・田植えに伴う農業濁水の影響を野洲川と宇曽川の河口周辺で調べた結果,一部地点で若干あった以外,明確ではなかった。「農地負荷なし」と「農地・市街地負荷なし」のシナリオで,モデルによる影響評価をした結果,年平均T-P濃度低下率とT-P負荷量削減率は同程度であった。ナラ枯れによる渓流水質への影響を安曇川流域と湖西地域の多地点の渓流で調べた結果,前者では明確でなく,後者では確認されなかった。長浜南部土地改良区で循環灌漑による水田負荷削減効果の現地調査をした結果,農業用水への排水混合率を高くしたほうが負荷削減効果が高くなることが分かった。現地調査と文献調査等によって面源対策の評価をした結果,効果は不明確であったが,流域からの総栄養塩負荷は減少していた。窒素負荷の減少による瀬戸内海漁業への影響が指摘されていて,栄養塩供給というプラス面の考慮も今後は必要である。野洲川,日野川,白鳥川での水利用実態調査の結果,これら流域では農業用水の動きが流域全体の水収支に大きく影響しているだけでなく,流域間の水移動も無視できないことが分かった。
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分類 (1件):
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水質管理 

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