抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
近年,画像合成処理の分野において,さまざまな画像合成が可能となってきた。しかし,多くの画像合成処理は,画像処理の知識を有しない多くのユーザーまで浸透しているケースは少ないといえる。その主な原因として,画像合成処理を行うためには,煩雑な作業を必要とすることや,コンピュータや画像処理の知識が必要であるためである。本論文では,画像合成処理の知識を必要とせず,誰でも簡単に画像合成処理を使用してもらうための新しい画像合成手法を提案する。誰でも簡単に画像合成処理を使用するための方法として,最終画像合成結果を確認しながら撮影を行うライブ画像合成撮影を提案する。このライブ画像合成撮影の実現には,画像合成処理を高速に行う必要がある。しかし,従来手法では,ユーザーが前景や背景とする領域を指定し,画像合成したいオブジェクト領域を正確に抽出する必要があり,高速に処理することは困難である。また,この従来の画像合成方法では,ユーザーが合成に使用する領域を指定する必要があり,煩雑であった。そこで,本論文では,ユーザーによるオブジェクト領域抽出を必要とせずに画像合成を行う方法として,背景領域において画像結合を行う画像合成方法を提案する。本論文では,ライブ画像合成撮影を実現する方法として,モバイル端末上でリアルタイムに画像合成処理を行い,モバイル端末のライブビューを通して,画像合成処理の最終結果をユーザーに提示しながら撮影を行うライブ画像合成システムを提案する。この提案手法を利用する事により,ユーザーは画像合成結果を撮影確認しながら撮影する事が可能となる。(著者抄録)