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J-GLOBAL ID:201202275190944278   整理番号:12A0105014

食事性β-コングリシニンはペルオキシソーム増殖因子活性化受容体γ2蛋白質の減少により高脂肪飼料によって誘発される脂肪肝を予防する

Dietary β-conglycinin prevents fatty liver induced by a high-fat diet by a decrease in peroxisome proliferator-activated receptor γ2 protein
著者 (4件):
資料名:
巻: 23  号:ページ: 123-132  発行年: 2012年02月 
JST資料番号: E0597B  ISSN: 0955-2863  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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スクロースやフラクトースまたは脂肪分が高い食事は,肝脂肪症(脂肪肝)となることがある。特に飽和脂肪の多い油を含む高脂肪飼料を給与したマウスは,肝臓のペルオキシソーム増殖因子活性化受容体(PPAR)γ2蛋白質の増加で脂肪肝を呈する。高脂肪飼料によって誘発される脂肪肝は,肝臓PPARγ2のノックダウンによって改善する。本研究で,著者らは,β-コングリシニン(大豆蛋白の主要蛋白質)がPPARγ2蛋白質を減少し,ddYマウスの高脂肪飼料誘発性脂肪肝を予防するかを調べた。マウスは11週間,脂肪肝を呈する高澱粉飼料(熱量の70%[en%]が澱粉)とスクロース20%(wt/wt)添加飲料水または高サフラワー油飼料(60en%)または高バター飼料(60en%)を給与した。対照として,マウスは,飲料水とともに高澱粉飼料を給与した。β-コングリシニンまたはカゼイン(対照)を飼料蛋白質として与えた。脂肪組織重量における減少とともに,β-コングリシニン添加は各タイプの飼料により誘発された脂肪肝を完全に予防した。β-コングリニシンはスクロース添加マウスではステロール調節因子結合蛋白質(SREBP)-1c及び炭水化物応答因子結合蛋白質(ChREBP)メッセンジャーRNA(mRNAs)が減少し,一方高脂肪飼料を給与したマウスでは,PPARγ2mRNA(及びその標的遺伝子CD36とFSP27)が減少したが,SREBP-1c及びChREBPmRNAsは減少しなかった。β-コングリシニンは高バター飼料を給与したマウスでは用量に依存してPPARγ2蛋白質及び肝臓トリグリセリド(TG)濃度を減少し,15en%濃度では肝臓TGの有意な減少を認めた。結論として,β-コングリシニンは,肝臓PPARγ2蛋白質の減少により高脂肪飼料によって誘発される脂肪肝を効果的に予防する。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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代謝異常・栄養性疾患一般  ,  脂質の代謝と栄養 
物質索引 (1件):
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