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J-GLOBAL ID：201202275684050377   整理番号：12A1103237

2011東日本大震災の教訓と復旧-国土保全-東北地方太平洋沖地震におけるダムの挙動

著者 (4件)： 山口嘉一 (ダム技術セ) ,  山口嘉一 (土木研) ,  金銅将史 (土木研) ,  小堀俊秀 (土木研)
資料名： 基礎工  (Foundation Engineering & Equipment, Monthly)
巻： 40  号： 8  ページ： 059-061  発行年： 2012年08月15日 
JST資料番号： S0884A  ISSN： 0285-5356  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 東北地方太平洋沖地震の発生直後にダム管理者により実施された臨時点検結果と土木研究所と国交省が実施した現地調査に基づきダムの地震時挙動や変状を報告した。北海道から静岡県まで363ダムで臨時点検を行ったが,軽微な亀裂や一時的な漏水量の増加などがほとんどで緊急措置を要するものはわずかであった。現地調査によって,一部のコンクリートダムで約1ケ月後に継目排水孔から漏水量が増加した例や一部のフィルダムにクラックなどの変状が見られた。しかしいずれもダムの安全性に重大な影響を及ぼすものではなかった。

シソーラス用語： 大地震 ,  *震災 ,  *コンクリートダム ,  *フィルダム ,  亀裂 ,  水漏れ ,  現地調査
準シソーラス用語： 東日本大震災 ,  東北地方太平洋沖地震

分類 (2件)： 自然災害  (RA02030M) ,  ダム一般  (RC16010D)

引用文献 (7件)：

• 1) 国土交通省河川局河川環境課1地震発生後のダム臨時点検結果の報告について,ダムの管理例規集,働ダム水源地環境整備センター編,pp.420~429,2006年7月.
• 2) 松本徳久,佐々木隆,雨宮宏文:東北地方太平洋沖地震のダムへの影響一福島県南部一,ダム技術,Na296,pp.48~54,2011年5月.
• 3) 山口嘉一,金銅将史,小堀俊秀,三石真也,鳥居」,山本陽子:東北地方太平洋沖地震におけるダムの挙動と観測された地震動,ダム技術,Na303,pp.23~36,2011年12月.
• 4) 国土交通省国土技術政策総合研究所,(株)土木研究所:平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震土木施設災害調査速報,国土技術政策総合研究所資料第646号/土木研究所資料第4202号,2011年7月.
• 5) YAMAGUCHI Yoshikazu, KONDO Masafumi, KOBORI Toshihide, MITSUISHI Shinya and OKAZUMI Toshio:Safety Inspections and Seismic Behavior of Dams During the 2011 Off the Pacific Coast of Tohoku Earthquake, The 24th ICOLD Congress, 2012.6.

タイトルに関連する用語 (7件)： 東日本大震災 ,  教訓 ,  復旧 ,  国土保全 ,  東北地方太平洋沖地震 ,  ダム ,  挙動