多重交尾の意味とケブカアカチャコガネ(Dasylepida ishigakiensis;甲虫目:コガネムシ科)の交尾時に雌に転送された雄物質の意味

HARANO Ken-ichi; HARANO Ken-ichi; TOKUDA Makoto; TOKUDA Makoto; KOTAKI Toyomi; YUKUHIRO Fumiko; TANAKA Seiji; FUJIWARA-TSUJII Nao; YASUI Hiroe; WAKAMURA Sadao; WAKAMURA Sadao; NAGAYAMA Atsushi; HOKAMA Yasuhiro; ARAKAKI Norio

文献

J-GLOBAL ID：201202276228938907 整理番号：12A1244519

多重交尾の意味とケブカアカチャコガネ(Dasylepida ishigakiensis;甲虫目:コガネムシ科)の交尾時に雌に転送された雄物質の意味

The significance of multiple mating and male substance transferred to females at mating in the white grub beetle, Dasylepida ishigakiensis (Coleoptera: Scarabaeidae)

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資料名：
巻： 47 号： 3 ページ： 245-254 発行年： 2012年08月
JST資料番号： F0555A ISSN： 0003-6862 CODEN： APEZAW 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：ドイツ (DEU) 言語：英語 (EN)

アカチャコガネ (Dasylepida ishigakiensis Niijima et Kinoshita,)は交尾時に雌に大量のコロイド状物質を送り込む。ここでは,交尾した雌の生殖能力に対する雄物質の影響,および,害虫の多重交尾の意味について検討した。交尾の開始5分後,人為的に雄から引き離した雌は30分後に引き離したものより,または,そのままで自発的に離れたものより産卵数は少なかったことから,雄物質は雌の産卵のための栄養分として使われている可能性も考えられた。多重交尾の生殖能に対する影響につてはよくわからなかった。交尾嚢(BC)に蓄えられている雄物質は二次交尾によって増加しなかった。この種の多重交尾は十分な量の雄物質を雌が得ることができるチャンスを提供しているのではないかと考えられた。

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昆虫・ダニによる植物被害 , 個生態学

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