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J-GLOBAL ID:201202276345487738   整理番号:12A0964686

低温処理を行った冬芽および越冬葉からの電解質漏出測定によるチャの耐凍性簡易評価法

A Simple Method of Evaluating the Freezing Resistance of Tea Plants (Camellia sinensis (L.) Kuntze) by Measuring Electrolyte Leakage from Low-Temperature-Treated Overwintering Buds and Leaves
著者 (2件):
資料名:
号: 113  ページ: 63-69  発行年: 2012年06月30日 
JST資料番号: G0753A  ISSN: 0366-6190  CODEN: CHKHB9  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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凍霜害はチャの栽培におけるもっとも重大な気象災害であり,一番茶の収量・品質に大きな影響を与える。近年,一番茶期の凍霜害による被害の他に,秋の初霜まで気温が高い時期が持続するため,冬芽の耐凍性獲得が不十分になり,初霜時に冬芽が低温障害を受け,一番茶新芽の不揃いや収量減が生じるようになった。このためチャの耐凍性のモニタリングは,春の萌芽期前後だけではなく,秋冬期の調査も重要性が増している。本研究では,チャの冬芽および越冬葉の耐凍性を,短時間でかつ簡便に把握できる手法を確立するため,人為的に低温障害を与えた冬芽や越冬葉を水に浸漬した時に,植物組織から漏出する電解質を簡易型導電率計で測定し,耐凍性を把握する手法を検討した。低温処理した冬芽および越冬葉を蒸留水(冬芽は20倍量(w/v),越冬葉は40倍量(w/v))に浸漬し,浸漬液の2時間の導電率変化を15°C処理の場合とを比較調査することにより,低温障害の違いを客観的に数値で表すことができ,冬芽と越冬葉の耐凍性を試験当日に把握することが可能になった。本法は茶樹の耐凍性獲得の経時的変化や耐凍性の品種間差異,耐凍性を強化するような資材の選抜法等の研究を行う上で有益な耐凍性評価法となると期待される。
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し好料作物 
引用文献 (8件):
  • 1)岩浅潔編(1994):茶の栽培と利用加工. 養賢堂,pp245-251.
  • 2)田中敏弘.・岩倉勉・野中寿之(1992):茶研報,No.76(別),46-47.
  • 3)原田重雄・渡辺明・加納照崇(1954):茶技研No.11,1-5.
  • 4)簗瀬好充(1975):茶研報,No.42,19-24.
  • 5)倉貫幸一(1983):茶研報No.57,1-6.
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