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J-GLOBAL ID：201202276615825665   整理番号：12A0802787

地震の予測と原発安全審査 下北半島沖の大陸棚外縁断層:地下に横たわる巨大な断層を原発安全審査はどうあつかったのか

著者 (1件)： 池田安隆 (東大 大学院理学系研究科)
資料名： 科学  (Science Journal Kagaku)
巻： 82  号： 6  ページ： 0644-0650  発行年： 2012年06月01日 
JST資料番号： F0094A  ISSN： 0022-7625  CODEN： KAGTA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 下北半島東方沖の大陸棚外縁には100km以上の長さをもつ断層が存在する。断層の存在は,海底地形のほか,重力急変帯として認識することができる。この断層は,日本海の拡大時期に西側が落ち込む正断層として発達し,その後,テクトニクスの変化とともに東西圧縮逆断層に変貌したものと推測される。下北半島の太平洋岸には海岸段丘が広く発達している。このような段丘地形が存在することは,約12万5千年前の最終間氷期以降に,大陸棚外縁の断層が逆断層運動したことにより,沿岸が隆起した結果であることを示唆する。従って,この長大断層は現在も活動し得る活断層である可能性が高い。

シソーラス用語： 大陸棚外縁 ,  *活断層 ,  *海底地形 ,  重力 ,  テクトニクス ,  衝上断層 ,  海成段丘 ,  間氷期 ,  *隆起運動 ,  *北西太平洋 ,  青森県
準シソーラス用語： 下北半島 ,  逆断層 ,  最終間氷期

分類 (1件)： 地質構造・テクトニクス  (DE04030Y)

タイトルに関連する用語 (8件)： 地震 ,  予測 ,  原発 ,  安全審査 ,  下北半島 ,  大陸棚外縁 ,  断層 ,  地下