抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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様々なスネアドラムの演奏性を調べた。スネアドラムは非常に一般的であるが,その演奏性の違いは報告されていない。ここで,生のスネアドラム(AD)および,3つの電子スネアドラム(ED1および,ED2,ED3)を使用する演奏における動きを分析し,反発特性と演奏者の腕の筋電図(EMG)の間の関係を調べた。反発特性としての反発係数は,各スネアドラムの太鼓の皮の差異を得るのに使用した。10人のドラム演奏者(5人のプロおよび5人の中間的演奏者)は,5つの異なったテンポで,16回の測定において,シングル・ストロークを演奏するように依頼した。4つの異なったスネアドラムにおける演奏から,表面EMG信号を記録した。ドラム演奏者は,彼らのEMGを実時間で観測しながら,彼らの最大EMGの40および70%の2つの異なった強さでドラムを叩くよう指示された(我々のシステムは,筋電図を表示するのに使用された。)。両腕の尺側手根屈筋および尺側手根伸筋の表面EMG信号を測定した。ED1および,ED2,ED3を演奏している際のEMG信号を,ADを演奏しているものと比較した。最も高い反発係数の電気ドラムを叩いている中間的演奏者から得られたEMGは,生のスネアドラムを演奏する際よりも強いことがわかったが,プロのドラム奏者だけは,演奏の際,肉体的負荷を抑制するため,反発特性を利用できることから,プロのEMGは,より少なくなることがわかった。(翻訳著者抄録)