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J-GLOBAL ID:201202276827620346   整理番号:12A1066930

ラット腎臓におけるROS仲介MAPKs及びNF-κB経路による鉛誘導炎症反応に対するケルセチンの防御的役割

Protective role of quercetin against lead-induced inflammatory response in rat kidney through the ROS-mediated MAPKs and NF-κB pathway
著者 (5件):
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巻: 1820  号: 10  ページ: 1693-1703  発行年: 2012年10月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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鉛(Pb)曝露は腎臓の機能障害の発達にとって危険因子と考えられる。食餌中のフラボノイドケルセチン(QE)は腎臓保護作用を持つ。本研究において,Pbに曝露されたラットにおける腎臓の酸化ストレス及び炎症に及ぼすケルセチンの効果を調べた。Wistarラットを正常群,Pb曝露群,Pb+ケルセチン群及びケルセチン群に分割した。飲水中の酢酸鉛(500mgPb/L)にケルセチン(25及び50mgQU/kg)を腸管に一日一回,ラットに同時投与した。75日後,血清中尿酸,尿素,クレアチニン,腎臓内活性酸素(ROS)産生,チオバルビツール酸反応物質(TBARS)及び病理組織学的分析を行った。腎臓中のPb含量も測定した。腫瘍壊死因子α(TNF-α),インターロイキン1β(IL-1β),インターロイキン6(IL-6),シクロオキシゲナーゼ-2(COX-2),細胞外受容体キナーゼ(ERK1/2),c-JunN末端キナーゼ(JNK1/2),p38 MAPK及び核因子-κB(NF-κB)を測定した。ケルセチンはPb誘導腎毒性を用量依存的に著しく防止したことが診断指標及び病理組織学的分析から実証された。ケルセチンは腎臓中のPbを著しく低下させた。腎臓における酸化ストレスのPb誘導の顕著な上昇はケルセチンにより抑えられた。ケルセチンはラット腎臓においてPb誘導の炎症を著しく阻害した。これらの結果は,ケルセチンが腎臓保護作用を持つことを示唆した。ケルセチンによるPb誘導腎臓炎症の阻害は,MAPK及びNF-κB情報伝達経路を調節するための抗酸化活性とその能力の少なくても一部による。ケルセチンはPb誘導腎臓障害を防ぐ潜在的腎臓保護薬と考えられる。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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ピランの縮合誘導体  ,  泌尿生殖器の基礎医学 
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