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J-GLOBAL ID:201202277040201709   整理番号:12A1047097

栄養素動態に対する異なる気候下の焼畑農業における焼畑実施の影響

Influence of Burning Practice in Shifting Cultivation under Different Climates on Nutrient Dynamics
著者 (1件):
資料名:
巻: 55  号:ページ: 403-414  発行年: 2012年04月 
JST資料番号: F0963A  ISSN: 0031-4064  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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本稿では,既知研究で報告された伝統的な焼畑農業系間の比較を行った。このために,温帯(日本),熱帯モンスーン(北部タイ国)および熱帯多雨林(ボルネオ,サラワクのマレー州)気候下の土壌栄養素動態に対する異なる焼畑実施の影響を評価した。日本におけるシステムは3から4年の連続耕作を含む。燃料(植物物質の燃焼)量を最大限でも50tha-1と推定した。着火は上部斜面から開始され,土地はゆっくりと燃焼され,注意深く下方向に広がった。タイ国のカレン住民により使用されるシステムはイネの単年作付とそれに続く10-15年の休耕からなった。焼畑は乾季の最後に実施され,着火は低斜面で行われた。サラワクにおけるシステムはタイ国で用いられたものに類似した。これらの2地域では,燃料の量は15年休耕後に約100tha-1であった。焼畑による地温の上昇の順番はタイ国>日本>サラワクであり,その差は土壌含水量と着火方向に起因した。焼土の効果はサラワクよりタイ国と日本においてより明らかであった。焼畑の3から4か月後に,多くの地域における土壌無機N含有量は初期焼畑前のレベルまで減少した。灰と土壌中の栄養素レベル間の比較により,灰の添加が日本とサラワクにおいて栄養素レベルを高めることにおいて重要な役割をはたすことを示した。しかし,これはタイ国にはあてはまらなかった。増加した栄養素はサラワクとタイ国では1年以内に元に戻り,日本では3または4年後であり,これは栄養素保持能と気候影響の差によるものであった。土壌栄養素動態におけるこれらの差は地域で使用される異なる作付体系の影響を考慮すべきことを示した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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土壌学一般  ,  農業経済,農業経営 
引用文献 (44件):
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