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J-GLOBAL ID:201202277373913200   整理番号:12A1067480

緑茶抽出物はラットにおける14C-ベンゾ[a]ピレンのリンパ吸収を著しく低下して胆汁中排泄を増加する

Green tea extract markedly lowers the lymphatic absorption and increases the biliary secretion of 14C-benzo[a]pyrene in rats
著者 (3件):
資料名:
巻: 23  号:ページ: 1007-1011  発行年: 2012年08月 
JST資料番号: E0597B  ISSN: 0955-2863  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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著者らは以前,緑茶抽出物(GTE)がラットにおける脂質及び脂溶性物質の腸管吸収を低下することを示した。本研究は,GTEが食品中の汚染物質として存在する極めて親油性で強い発癌物質であるベンゾ[a]ピレン(BaP)の腸管吸収及び胆汁中排泄を阻害するかを調べるために行った。リンパ管または胆管にカニューレを付けた雄ラットにGTEを含むまたは含まないPBS緩衝液と14C-BaPを含む脂質エマルジョンを十二指腸カテーテルにより,3.0ml/hで8時間注入した。リンパ液及び胆汁は,1時間ごとに8時間採取した。リンパ液,胆汁及び腸の14-放射能を測定して,注入量%として表した。結果は,GTE注入ラット群における小腸ルーメン及び盲腸に存在する14C-放射能の量はかなり高いと同時に,GTEで14C-BaPのリンパ吸収が劇的に低下する(GTE注入群7.6±3.2%vs.対照ラット群14.4±2.7%投与量/8時間)ことを示した。GTEはまた14C-BaPの時間率(GTE注入群3.9±0.1%投与量/時間vs.対照ラット群3.0±0.1%投与量/時間)及び総胆汁中排泄量(GTE注入群31.5±0.8%投与量/8時間vs.対照ラット群24.3±0.4%投与量/8時間)を著しく増加した。所見は,GTEがBaPの腸管吸収に及ぼす阻害作用を有し,胆汁経路で,吸収したBapの排泄を促進する初めての直接的証拠を提供するものである。緑茶がBaPの毒性および発癌効果を改善する食事手段として推奨できるかを調べるための更なる研究が必要である。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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アルカロイドし好飲料  ,  外来物質の代謝と生体内変換 
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