文献

J-GLOBAL ID：201202277661658451   整理番号：12A0102302

電池の未来を拓く粉体技術 固体高分子形燃料電池の本格普及に向けた脱白金酸素還元触媒への展望

著者 (2件)： 太田健一郎 (横浜国大 グリーン水素研究セ) ,  石原顕光 (横浜国大 グリーン水素研究セ)
資料名： 粉砕  (Micromeritics)
号： 55  ページ： 48-53  発行年： 2011年12月13日 
JST資料番号： F0690A  ISSN： 0429-9051  CODEN： FUNSAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 固体高分子形燃料電池に用いられる脱白金酸素還元触媒の研究開発状況を次の項目に分類してまとめた。1)遷移金属錯体系やカルコゲン化合物系の非白金酸素還元触媒の研究,2)安定性評価,酸化物の表面修飾の方法などの4および5族遷移金属酸化物を中心とした新しい非白金酸素還元触媒の開発,3)窒素ドープによる酸素原子の置換,酸素欠損の導入など酸化物の表面修飾の方法,4)部分酸化したTaC_0.52N_0.48粉末触媒。白金代替触媒の開発は燃料電池の電極触媒の脱白金化という実用的な研究であるがそれに止まらず酸化還元反応と触媒能の本質を探究する研究が行われている。

シソーラス用語： *固体高分子形燃料電池 ,  *還元 ,  触媒 ,  酸化物 ,  遷移金属化合物 ,  ドーピング ,  表面改質 ,  触媒調製 ,  *電極触媒 ,  遷移金属触媒
準シソーラス用語： タンタル触媒 ,  還元触媒 ,  *酸素還元反応 ,  遷移金属酸化物

分類 (1件)： 燃料電池  (YB04040V)

引用文献 (15件)：

• 1) 社団法人日本メタル経済研究所・新日鉱テクノリサーチ株式会社・住鉱コンサルタント株式会社, "平成17年度「燃料電池用白金族需給動向調査」調査研究報告書", (2006) p.273.
• 2) R. Jasinski, Nature, 201, 1212-1213 (1964).
• 3) J. H. Zagel, "Handbook of Fuel Cells - Fundamentals, Technology and Applications Vol.2" ,John Wiley & Sons Ltd (2003) Chap.37.
• 4) J. Ozaki, N. Kimura, T. Anahara, A. Oya, Carbon, 45, 1847-1853 (2007).
• 5) N. A. Vante, H. Tributsch, Nature, 323, 431-432 (1986).

タイトルに関連する用語 (9件)： 電池 ,  未来 ,  粉体技術 ,  固体高分子形燃料電池 ,  普及 ,  白金 ,  酸素還元 ,  触媒 ,  展望