抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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デシカント空調システムの課題である装置の小型化のために,デシカントロータの体積を最小とする操作及び設計パラメータを研究した。ロータ長さの影響を表現できる数値解析モデルを作成するため,吸着材層内の物質移動抵抗を実験によって求め,これと境膜拡散抵抗が直列であると仮定して,総括物質移動係数を求める式を誘導した。これを用いた数値計算の結果,次項などの知見を得た。1)本モデルは,実験値を10%以内の誤差で再現できる,2)空気条件によって,ロータの体積を最小にする吸着再生面積比,滞留時間(ロータ長さ/流速)が存在する。一例として,最適操作・設計によって,80°Cの再生用空気を用いて,除湿量8g/kgを得るロータの体積を,市販品よりも約30%低減できることを示した。