抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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産学官連携の人材育成の取り組み「制御系組込みシステムアーキテクト養成プログラム」において試みたレベル3(行動変容)(Kirkpatrick,1975)効果の測定方法とその結果を報告した。当該養成プログラムは,2泊3日の合宿8回を隔週開催され,PBLを採用した教育方法を実施している。受講生修了直後にレベル1&2の教育効果測定の結果を上司に送る(修了報告書),また,受講生修了後約6カ月後に上司に対してアンケート調査を行い,受講生所属企業における受講生の行動変容を調査した。対象とした修了生は,2011年度前期生までの78名とし,上司向けアンケート返答率は57.7%であった。自由記述欄についてSCAT(大谷,2008,2011)を用いて分析した。受講生について上司の75%が何らかの変化を感じていた。受講生の変化に関する自由記述欄の分析結果を,受講生のメンタル面の変化,論理的説明能力の向上,具体的な業務への貢献,コミュニケーション能力の向上,プログラムの内容と業務のミスマッチについて述べた。修了報告書に関する自由欄の分析結果を,受講生の適性判断の材料,人材育成のロードマップ,養成プログラムのコストパフォーマンスの検討材料として参考になるとの評価について述べた。