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J-GLOBAL ID:201202279774470621   整理番号:12A0601885

めがねトンネルの段階掘削に伴う地表面沈下の増加過程の要因と沈下予測手法に関する研究

著者 (1件):
資料名:
号: 別冊17号  ページ: 135P  発行年: 2012年03月 
JST資料番号: G0522C  ISSN: 1349-4791  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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【研究の背景】平行な2本のトンネルを平面的に連結もしくは連接させた構造を「めがねトンネル」と称し,その多くは都市の丘陵部等に施工された高規格道路等(4車線以上なる箇所)で眼にすることができる。めがねトンネルは国内において既に50例を数える実績があり,今後も都市近郊の道路整備を進める中で増加すると予想される。めがねトンネルでは,事例の多くが小さな土被りで民家等が近接する厳しい施工条件下にあることに加え,複数回の掘削がこれらの直下で行われるため,掘削段階を追って地表面沈下量の増加を正確に予測することが施工管理上重要である。めがねトンネルの構造面に関する研究や実工事における施工管理に関係する報文は多数上奏されているが,めがねトンネルの地表面沈下について,掘削時の段階的な発生傾向や最終沈下量の予測方法に関する研究を行った例はほとんどなく,実務上,精度を欠く設計・施工が見受けられる現況にある。このため,上記観点からもめがねトンネルの地表面沈下をより正確に予測することが必要である。【研究の課題と目的】本学における過去の研究等から,実施工では後進坑掘削による地表面沈下の増分が先進坑の増分に比べてはるかに大きくなる傾向が確認されており,また,FEM等による事前解析もしくは先進坑での沈下量を用いた逆解析による予測値に対して,実際の沈下量がこれを大きく上回って発生している報告例が見受けられる。本研究では,この増分の違いの原因を解明し,定量化した予測方法を提示することを目的とする。【本研究で得られた成果】・土砂地山におけるめがねトンネルの1実績を詳細に分析し,同一のトンネルにおける中央導坑,先進坑及び後進坑の地表面沈下の増分の比率は,地質条件,沈下量の大小に拘わらず土被りによって規定される連続的な変化を有すること,土被りの増加に伴い後進坑掘削の影響がより顕著となることが分かった。・さらに,その原因について,後進坑掘削に伴い全体掘削幅が2倍に拡大することによりトンネルの地山アーチが軟質な2層構造の上位層に架かることが影響していると推定し,解析的にその原因を検証した。・複数のめがねトンネルの施工実績に基づき,先進坑と後進坑のそれぞれの掘削によって生じる地表面沈下の増分の比率を研究し,その全体的な傾向から地表面沈下の事前予測と施工時の計測管理の実務に供する沈下予測式を提案した。(著者抄録)
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分類 (1件):
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トンネル工事 
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