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J-GLOBAL ID:201202280842938139   整理番号:12A1030475

in vitroにおけるアセトアルデヒド由来DNA付加体の安定性

Stability of acetaldehyde-derived DNA adduct in vitro
著者 (6件):
資料名:
巻: 423  号:ページ: 642-646  発行年: 2012年07月13日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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アルコール飲料由来のアセトアルデヒド(AA)は食道と頭頸部癌の確証されている発癌物質である。AAは種々のDNA付加体を形成し,発癌において重要な役割を果たしていると考えられている。一時的なDNA付加体は通常修復されるが,AA由来のDNA付加体の安定性は明らかにされていない。著者らは,培養細胞中で,主なAA由来のDNA付加体であるN2-エチリデン-2’-デオキシグアノシン(N2-エチリデン-dG)の安定性について研究を行なった。最初に,培養細胞中のN2-エチリデン-dGを検出するためのAAの最適濃度を決定するために,ヒト前骨髄球性白血病細胞株であるHL60細胞を用いて,用量反応の研究を行なった。in vitroでN2-エチリデン-dGを検出するためには,AA濃度が≧0.01%(1.8mM)であることが必要であった。次に,著者らは,N2-エチリデン-dGの安定性の試験をした。きつくシールしたビンの中で0.01%のAAに1あるいは2時間暴露した後,暴露後直後,24時間及び48時間後のN2-エチリデン-dGを高感度液体クロマトグラフィー・タンデム質量分析法で測定した。1時間暴露後,N2-エチリデン-dG含量の平均値(±標準偏差)はそれぞれの暴露後の時間に,107塩基当りの付加体は12.1±1.28,8.20±0.64,及び6.70±0.52であった。2時間暴露後,N2-エチリデン-dG含量は,それぞれの暴露後の時間に,107基当りの付加体は21.4±7.50,10.5±3.61,及び9.83±3.90と増加した。この付加体の半減期は,独立した実験から,~35時間であると計算された。これらの結果は,毎日のアルコール消費由来のAA暴露はDNA損傷を引起し,アルコール関連発癌のリスクを増加させることを示している。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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発癌機序・因子  ,  遺伝的変異 
タイトルに関連する用語 (3件):
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