抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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製品開発において,高性能化・小型化・低コスト・短期開発などの従来からある「ものづくり」の要件に加え,事業継続性,環境対応,安心・安全など企業の社会的責任に対するビジネス要件が増してきている。このような技術とビジネス環境の変化に対応するために,開発全体のガバナンスを効かせた開発プロセス・開発環境の導入が必要である。富士通では長年にわたる「ものづくり」で培ったノウハウを集約し,標準化を図った統合設計開発環境(FTCP:Flexible Technical Computing Platform)を構築し,「エンジニアリングクラウド」として,開発部門はもとより製造現場,製品の修理拠点などにも提供している。本稿では,FTCPの全体概要と,電気設計プラットフォームの主要なコンポーネントであるプリント板設計CAD,ノイズ解析などのシミュレーション環境,およびそれらの運用を支える標準部品情報データベースの特徴と連携について紹介する。また,エンジニアリングクラウド基盤を活用し,FTCPをクラウド環境で提供することによるメリットや,お客様の既存開発環境のクラウド化について言及する。(著者抄録)