抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所(1F)から放出される放射性物質
137Csの沿岸域での分散特性を定量的に評価するべく高解像度数値実験を実施し,濃度変動を良好に再現することに成功した。1Fを中心とする小領域内の濃度フラックス収支から,沿岸方向の交換量は岸沖交換量より1桁大きく,
137Csは沿岸域に留まる傾向にあることが示された。また,沿岸方向の分散パターンは一様ではなく,1F南側では低濃度域が広範に分布するのに対し,北側では中濃度域が狭い範囲に分布し,リアス式海岸域では局所的に中濃度の値が高頻度で出現するホットスポットが存在する可能性が示された。(著者抄録)