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J-GLOBAL ID:201202282910877278   整理番号:12A0583597

子供の行動問題への危険因子としての出産前環境化学物質への曝露と出生順位

Prenatal exposures to environmental chemicals and birth order as risk factors for child behavior problems
著者 (10件):
資料名:
巻: 114  ページ: 47-52  発行年: 2012年04月 
JST資料番号: D0574A  ISSN: 0013-9351  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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目的:ポリ塩化ビフェニル(PCBs),メチル水銀,鉛,あるいは両親の育児態度のうち,どれが子供の不適応行動に最も重要かを評価するために,妊娠時からフォローアップしてきた30箇月齢の日本人の子供を調べた。方法;子供の行動チェックリスト(CBCL)を用いて306人の子供の行動問題を評価した。臍帯血全PCBs(ΣPCB),全水銀(THg),及び鉛とそれぞれのCBCL部分スケールとの間の関連を多変量解析で調べた。結果:306人の臍帯血における中央値はΣPCBについて48.5(5及び95百分位,18.6~116.3)ng/g脂質,THgについて10.2(4.1~24.5)ng/g,及び鉛について1.0(0.5~1.7)μg/dLであった。どのCBCLスコアもTHgあるいは鉛との有意な相関はみられなかったものの,CBCLのスコアの内部化は子供におけるΣPCBと有意に相関していた(r=0.113)。この有意な相関は,可能な交絡因子との多重回帰分析の実施によって消失した。その際,出生順位,家庭環境,及び母親の知能指数は内部化スコアと有意に相関していた。3つのCBCLスコアとΣPCBレベルの相関は第一子において,第二子及びその後に出生する子供に比べて有意に高く,出生順を除いた全ての交絡因子についての補正を伴う部分相関係数は,後で出生する子供において内部化スコアとΣPCBは有意に相関していた(r=0.175)。結論:行動の内部化は低レベルにおけるPCB出産前曝露により影響されるようである。低レベル曝露下においては,しかしながら,行動問題はこのような化学物質よりも出生順に関与した両親の育児態度とより強く関連している可能性がある。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (5件):
分類
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その他の汚染原因物質  ,  鉛とその化合物  ,  水銀とその化合物  ,  応用心理学  ,  公衆衛生 
物質索引 (1件):
物質索引
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